結構長め
時間に余裕がある時にお読みなされ🙏
地雷⚠️
mtk wki
刃物斬りつけ表現🐜
wki視点
『最近そのネックレスよくつけてるね』
スマホを見ていた元貴が急に発した言葉
俺はは少し戸惑いながら、軽く笑って
「ん?あーこれ?」
「…う、うん、、気に入ってるんだ〜」
「最近銀色系好きで!
色んな服に合うからさっ
ほら、指輪も銀で…」
元貴の目線を
首から指に移動させようとしたが
元貴はネックレスから目を離さない
細めのチェーンに、
薄いシルバーのリングがついてる
目立たないけど、さりげない存在感が
ある、そんなデザイン
『…ふーん、たしかに格好いいね
僕もそーゆーネックレス欲しいんだー
ちょっとみせてー』
肩がピクリと揺れる
「え、、あー。い…や、、かな?」
思わず隠すように
首元のネックレスを握りしめる
その指先がほんの少し震えていた
『、…なんでー?』
にこやかな声とは裏腹に、元貴の目は
一切笑っていない
「い、や……、… 」
『なぁに?みせてくれないのー?』
冷たい、けど、どこか暖かくじわじわと追い詰めてられる声
俺はその視線をまともに見られず、
俯いたまま唇を噛む
「…………はい、」
元貴の方へ差し出すことはせず、
俺の手の中で掴んで距離を保ったまま、
見えるように少しだけ持ち上げた。
『そんなんじゃ見えないよ』
「ここからでも見えるでしょ? あんまり近くで見るもんでもないし…、ね?」
笑ってごまかすような声
でもその声の奥には、
はっきりと“怯え”が滲んでいた
俺視線はずっと、元貴ではなく
ネックレスに向いていた
ネックレスのトップに刻まれた文字が
チラリと光った
その一瞬。
元貴の目が細まった
『…なるほどね、』
元貴がゆっくりと、俺に顔を近づける
俺が反射的にネックレスを
引っ込めようとした、その時
『動くな。』
いつもより低い声で制され、
俺の手は動かない
『ね、今何か書いてあったよね
みせて、?』
「い、いや、
ほんとたいしたもんじゃ…、」
『いいから見せろよ。』
今度は有無を言わせない声、
俺はそれに逆らうこともできず固まったまま手を開いた。
ネックレスの刻印が、
元貴の目の前に晒される
そこにあったのは、
小さく、でもはっきりと…
《W & I / lifelong love》
数秒の静寂。
元貴の目が、
ゆっくりとその文字を追い、
そして止まる
mtk視点
少し薄れている
でも、確かにそこにある
僕が見たもくない、聞きたくもない…
Iの文字。
『……なに、これ?』
声に色はなかった
淡々としているのに、
背筋が凍るような静けさがあった
自分の声ながら
若井を怖がらせているのがわかる
『“W”って、若井の“W”だよね
じゃあ、…この“I”は、誰?』
逃げ道なんてものはどこにもない
……I。
僕は全て知ってる
それは…、元カノの頭文字
『…………だーれ……?』
冷たい僕の言葉が若井を突き刺す。
「…………………………元カノ。」
僕の手の中で、リングが軽く揺れた
わかっていたけどはっきり言われると
心に来るものがある
それを若井の胸元へ、ゆっくりと戻す
『……元カノ、、ね、、』
「……っ、いや、ちが、
いや、違くないけど、、。」
『”気に入ってる”んだもんね、、元カノの名前が入った、、ネックレス、、なら…これからも付ければ…………。』
『気に入ってるんだもん、仕方ないよ』
wki視点
突き放すような言葉を投げられた
けど…
その言葉には、もう”付けさせない”と
いう圧が詰まっていた
長い沈黙
俺は痺れを切らし口を開く
「……いや、……もう付けないよ…」
『だよねー!よかったぁ!!』
顔は笑ってるのに、
声はまったく笑ってない
急に首にかけたネックレスに
指を引っ掛けられる
「……え?」
ネックレスに指を引っかけた
元貴の手に、ぐっと力が込められた
次の瞬間
バチンッ!
「……ッ!!」
チェーンが派手な音を立てて切れた
リングが宙を跳ね、カランッ…と床に転がる
胸元から突然引きちぎられた衝撃に、
俺は目を見開く
「……っ……も、もとき…っ……」
『ああ、ごめん。手、滑った。』
まるで他人事みたいに言うその声は、
ひとつも謝ってなんかいなかった。
『……代わりにいいつけてあげる…、』
そう言って元貴は席を立ち、
キッチンからナイフを持ってくる
「……ちょ、なに……?」
『え?何って…
新しいアクセサリー付けてあげないと…
若井に似合うの、作ってあげるね』
ゆっくりと近づいてくる元貴に、
思わず一歩引く。
「まって、え、元貴?
ちょっ、それナイフ…包丁!」
それは……到底アクセサリーには見えない
艶のある銀色の“ナイフ”
手を伸ばされ、
抵抗する間もなく首に向けられる
「や、っ、ちょ、まって、本当にやめっ!」
『……最初に首は怖いよね』
そういって元貴は俺の鎖骨に手を当てる
『これからは“刻印”は僕が入れてあげる
お前の持ち物じゃなくて、お前自身に』
刃元を鎖骨に当てられ俺は硬直する
「…元貴、…ほんと、に、やめ…て」
『若井にはこんなネックレスなんかより
格好いい印つけてあげる』
「…ちょ、ちょっと待って、や、痛いの、やっだ…」
シピッ
「ん゛ぃァッ!?」
首元に走った鋭い衝撃に、
俺はのけ反る
倒れ込んだまま、両手で傷口を押さえた
顔はひきつって、涙が滲み、
混乱した瞳だけが元貴を見ていた
『あーもう、動いたら付けられないよ』
楽しそうに笑いながら、
元貴は首をかしげる
その笑顔に、まったく迷いはなかった
あるのは”躾”という支配
俺の身体はびくびくと震えている
首を押さえる手に力が入らず、
声にならない声で囁く。
「 ……こわ、い……やだ……っ」
そんな俺の様子を、
元貴は少し見下ろしたまま、
ふと目線を床に転がった
ネックレスへ落とした
『ねぇ…なんでまだ、
そのネックレス持ってるの?』
首よりもその言葉に
喉を締めつけられるような感覚に襲われた
そして、答えられない
震える唇が何も形を作れない
『……答えろよ。』
元貴の声がより一層低くなる。
たった一言、
けれどそれは
深い底の方から響くような音だった。
『……言え。』
シピッ
「っあ゛あ゛ッ!!」
「いだ…いた…ぃ…//涙」
「い゛たぃぃ…//涙」
涙をこぼしながら、俺は首を左右に振る
猶予の一秒が、永遠のように怖い。
「…デザイン、が…好き、で…」
怯えながら俺は小さく囁く。
『聞こえない。』
元貴は小さく首をかしげて、目を細めた
『声、小さい。もっとはっきり言って』
怖さと痛みで声がつまる喉を無理やり
通して、しぼり出す。
「デザ……」
グサッ
「っああ゙ッ!!」
叫ぶより先に、声が悲鳴になる
左腕への衝撃に身体が仰け反る
ナイフが垂直に刺さり
苦しさに口が開いたまま声にならない。
『ははっ、、』
笑いながら、ぐりぐりとナイフを動かす元貴
「っゔぐッ…ぁ゛ぁ…!」
そこにあるのは怒りではなく、
従わせることそのものへの快感。
床に崩れた俺の涙が、
静かに音を立てて落ちた。
背中が、小さく上下している。
息がまともに吸えず、
喉の奥でくぐもった泣き声が滲む。
足には焼けつくような感覚が残り、
全身の力が抜けていくのがわかる。
元貴はそんな俺の横に、
優しく、静かにしゃがみ込む。
『ねぇ……怖かった?』
俺は答えられない。
ただ、びくっと肩が跳ねる
それが頷きか否かもわからない
『そっか…痛かったよね、苦しかったね』
やさしく撫でるような声だった
「っ…元貴…いた、痛かったぁ…」
でも、それは救いのためではなく
支配のための優しさだった。
『…でもそれって、』
『若井が悪い子だからだよね、?』
耳元に落ちる低い囁き。
元貴の爪先が、
俺の鎖骨の傷を なぞるように滑る。
痛みと共に、俺の身体は震える
「っ…いッ…/ふぐぅ…や、っ……」
怖さもある。
次の痛みを体がわかっているからだ
『…若井、ほらお水』
突然元貴が側のペットボトルを手に取り
俺に向ける
「っ…?」
『疲れたでしょ、お水』
よくわからないが
ジクジクとした痛みで頭は回らない
「…ん、ゴクッン…」
まだ動かすことのできる右手で
ペットボトルを支えながら水をひと口
『んふ、いい子だね♡』
なに、と聞く前にわかる
それは媚薬だった
途端に痛みが快楽へ変わっていく
シピッ
「っんぁ゛ぁ゛…!!」
「はッ…ぅあ…?//涙」
「いや…やだ、元貴……やめて…」
『ダメなの、?
こんなにビクビクしてるのに』
元貴はくすっと笑った
そして、ゆっくりと傷口に唇を落とす
くちゅ、と湿った音を
立てて吸われた瞬間
「ん゛っ……っ……!!」
シピッ
「っっあ゙ッ!?!?♡♡」
首元に走る鋭い衝撃
一瞬、何が痛いのかわからないくらい
快感と苦痛が重なって、
俺の体はのけぞる
目元には涙、喉は震え、
腰は逃げようとくねる。
でも、元貴からは逃げられない
『可愛いねぇ若井』
言葉は優しいのに、
手の動きはやさしくない。
ナイフをくるくる回しながら
空いた手が再び傷口をなぞる。
『若井はどこまで我慢できるかな、?』
囁きながら、
元貴の指先がまた傷口をなぞる。
「っふ…ぅ…ん゛ぃぃ…゛」
俺は息を止めて、必死に唇を噛み締めた
痛くて、怖くて、
でも感じてしまっている自分が、いる
元貴は俺の反応を楽しむように、
もう片方の腕にも触れた
『片方だけだと可哀想だよね』
『こっちも印、つけてあげる』
わざと、
痛みを感じやすいように、
快楽を感じやすいように、
ゆっくりと刺していく
「ッ……ッ……くぅ、うぐッ…!!//ポロ」
喉が震え、腹筋がきゅっと引き締まる
腰が引ける。でも、逃げられない。
元貴の指が、右腕の外側
ちょうど傷口の下を軽くなぞった。
『、気持ち、いいんだ?』
「っはぁッッ♡や、だぁ…いたぃの…♡」
「いたぃ…いたぃぃ…//ポロポロ」
目には涙。
顔は赤く染まり、
俺の身体はびくびく震えている。
その様子を、
元貴は優越感たっぷりに見下ろしていた
『はぁ……えらいなぁ、我慢して。
我慢してる若井、可愛いよ……』
耳元でそう囁いて
俺の口にキスをした瞬間
「……っ、んふぁッッ……♡」
ザクッ
「ぁ゛ぁ゙あ゙ッ!!」
突如走った足の痛みに、
俺の身体は跳ね上がる。
自分の甘い声にすら気づかないまま、
意識が真っ白になる。
喉から漏れたのは、
快感か痛みかわからない混ざった悲鳴
『ありゃー、大丈夫〜?』
元貴は笑っていた。
ナイフを引き抜き、
血に濡れたナイフを見せる
『声、出したら、ダメだよ、、
若井は、僕のモノなんだから』
『言うこと、聞けるよね?』
俺は震えながら首を横に振る
でももう、理屈も罰も、
全部が頭の中でぐちゃぐちゃになってる
『…“気持ちよくても、痛くても、鳴いちゃダメ”って、ちゃんと覚えなきゃ』
そう言って、俺の首元にナイフを当てる
次の快楽と罰が迫っていると
わかっていても
俺の体は
もう熱と恐怖で震えることしかできない
「ッ…ん…ぅヴ…//ポロポロ」
俺は、唇をぎゅっと噛む
喉の奥からこみ上げる甘い悲鳴を、
どうにか閉じ込めようと必死だった
傷口を舌でなぞられるたび、
喉がひくひく震える。
指で 少しだけ強く弾かれた瞬間
「っ……ぅ、くっ……ッ」
顔を真っ赤にして、
ぎゅっと目をつぶる
もう涙で視界はにじんで、
息すらまともにできない。
それでも、鳴かない
鳴いたらまた、痛みがくる
感じたくもない快楽がきてしまう。
怖い。
でも、感じてしまう。
そんな俺の様子をみて
元貴はふっと笑った
『……だめだよ、隠しちゃ』
『声、ちゃんと聞かせて?』
でも、俺は必死に首を振って拒む
『…僕の言うこと、聞けないんだ』
ザクッザクッ
「っぃあ゛あ゛っ! は、♡ふぐぁッッ!!」
耐える。
耐える。
歯を食いしばって、ただ耐える。
「っ…ふぅ、//ポロポロ」
「っふぐぅ…//ポロポロ」
でも限界はすぐそこまできていた……
俺の身体は震え、
唇を強く噛んで耐えていた
快感の波が、痛みの波が、
何度も何度も押し寄せる
けれど声に出すのが怖い。
声を出せば…
『我慢するの、上手になったね……』
元貴の指が優しく頬に触れる。
『じゃあ、最後に、、
……若井は、、誰のもの、、?』
その言葉に、ぴたりと呼吸が止まる
はやく、早く答えないと…
答えないとまた……
『……だ、れ、の、?』
元貴の声が甘く、そして静かに鋭くなる
その優しさの奥に潜む圧に、
俺の呼吸は乱れ、喉がヒクつく
沈黙の時間が地獄のように伸びる
「…も、とき…の、もときの、」
「俺は元貴の、元貴だけの滉斗、
だから…」
掠れた声で搾り出した
でも、
もうやめて、とは続けられなかった
『んー?じゃあそれ、捨てられるよね』
その瞬間、
恐怖と快感が一気に押し寄せ、
俺の膝が崩れそうになる
グサッ
「…ッッあ゛あ゛っ!!!!」
声を張ったその瞬間、
もう一度ナイフを振り上げられ
虚空を切るのが見える
涙が滲む目で、俺は必死に耐える
だが元貴はやめない。
『もう1回』
静かに、だが確実に追い詰めてくる声
顔は涙でぐちゃぐちゃで
身体は自分の血でぐちゃぐちゃ。
泣きながら俺は首を横にふる
「や、ぁ…ごめ、ごめんなさいぃ、…涙」
けれど、終わらない
終わらせてくれない
無言の圧が伝わってくる
『………』
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザク
「もとっぁあ゙ッッ!ごめぇぁ゛あ゛ッ!! 」
絶叫と共にまた激痛が走る
快感と恐怖と羞恥で、
もう思考はぐちゃぐちゃだった
『あぁ…もう可愛すぎ…♡』
ぐったりと崩れた俺を見下ろして、
元貴は満足げに笑う
血と涙と、呼吸の乱れた余韻の中で、
俺はぴくりとも動けない
『これで、わかったかな……』
元貴がナイフを床に置く
『これだけつけたら…もう大丈夫だね』
優しく髪を撫でるその手は、
さっきまであんなに怖かったのに、
いまは不思議とあたたかかった。
『可愛い可愛い…俺だけの滉斗……』
どんなに怖くてもでも、
どんなに支配的でも
俺は、元貴が好きだった。
快楽も、痛みも、全部……
『愛してるよ、滉斗』
彼なりのひとつの“愛し方”だった
END
リクエスト感謝です🫶
長すぎてごめんなさい🥹
コメント
9件

この物語って涼ちゃん受けのやつも作れますか?できたらお願いします!ちなみにもっくん攻めで

リクエストしていいですか? おしがまやって欲しいです!出来れば今回と同じくらいの長さでお願いします🙏今回の話しもめちゃめちゃ最高でした!!
やべ、めっちゃ最高だった… リクエストいいですか? 猫化の若井さんは沢山見れたのでまだ全然ない犬化の若井がみたいです。Hシーンあったら喜びます。もとぱでよろしくお願いします