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二人とも徹夜か、太宰さん可愛いぃ、太宰さんも中也も徹夜お疲れぇぇぇぇぇ!!!!
「只今、、、」って誰も起きてねェか、、、今は深夜か朝かの間を辿る4時。大抵の人が寝ている時間帯。此処ヨコハマでも今起きて居るのは徹夜か、眠れない人__所謂不眠症を患って居る人、、、大体はこれぐらいに分類される人達だろう俺は圧倒的前者、何時も通り徹夜していたら首領に「中也君そろそろ家へ帰って善いよ」と、云われたので初めは否定したが命令として云われたのならしょうがない。と、いう訳で帰ってきたのだがセーフハウスへ行くと予想通り誰も起きては居ない。爆発音が聞こえたりして煩かったキッチンも今は、物音1つしない。少し淋しさを感じていると「おかえりぃ〜」と急に太宰に抱きつかれた。目の下の隈が白い肌でより一層目立つそれに少しぽやぽやして居る眼を見れば直ぐ判るが多分太宰も徹夜して居るのだろう。そんな乾いた眼を擦ってやると「中也お兄ちゃんみたい」と云ってきた。因みに俺は兄貴じゃねェしなる気も無い。徹夜から俺が帰ってきた日は何時もこうだ これはもうルーティーンと化していた。だがやっていない事がある。それをする為にカーヴへ行くがしかしワインを飲む訳では無い。
ワインセラーを買った時は憧れ位だったから、ワインはそれ程の数はなく代わりに何か入れられないかと思い調べたら珈琲豆も保存出来るらしい、今ではワインセラーどころでは無くカーヴ迄広がって居るが一部には珈琲豆がある。その珈琲豆を使って珈琲を淹れて飲んで、カフェインを摂取して寝にくくしてから寝る迄がルーティーンになっていた。
リビングへ上がり、部屋で寝て居る2人を起こさない様に静かに豆を挽く、ガリガリとなって砕けて行く豆を見ながら湯を沸かす。そして沸いた湯が浸み込む程度に中央から外側に向かって渦を描く様にていねいに注ぎ、20秒程待つ。この間はうとうとして居る太宰を見ていれば直ぐに終わる。20秒ほどたち全部のお湯が落ちた事を確認すると大胆にたっぷりとお湯を注ぐと泡が中央で上下し小さなぶくぶくという音を鳴らしながらフィルターを通っていった。中央が窪み、表面の泡の層が崩れないうちにまた又お湯を注ぐそれを後2回ほど繰り返す。
そうして出来たいつも通りの珈琲を2人で飲む。何時も通りの珈琲に“意味”は無い只今生きて居る幸福に、2人で居る幸福にこの空間に、世界に感謝して飲む珈琲は何時もより深く、優しい味がした。
久しぶりの暖かくて明るいベットは自分の悪行を取ってくれている程身が軽くて直ぐに寝てしまった。
僕は今困っている、否、凄く困っている。本当に困っている。探偵社で過ごし、時には瀕死になり、時には演技をし、現在進行形で狙われている僕が困っている。中也さんに頼まれていた庭の水やりをしようと玄関へ急ぐと中也さんの靴があって帰ってきて良かったと安堵する間も無く、未だ寝ているかもしれないという思考が巡り起こしに行くと太宰さんに中也さんが抱きついて寝ているのだから起こしにくい本当に、起こさなきゃいけないけど起こしたら太宰さんに殺されそうだしどうしたらいいのか判らない。僕はもう判らない。
次回、芥川風邪引く‼︎
看病する敦君だが、、、⁉︎
第15話 「お粥」(決まったら変えるけど未定の場合「_____」これにします。)