紬said
プレ「第1回戦、最後の第8試合!!」
いよいよ始まった爆豪くんvsお茶子ちゃんの試合
耳「あぁ、見てるこっちまで緊張してきた」
『大丈夫ばい。お茶子ちゃんなら、きっと』
どちらも生半可な気持ちでここに立っているわけではない
お茶子ちゃんだって、覚悟は決めたはず
プレ「第8試合、スターッ卜!!」
実況の合図でお茶子ちゃんが走り出す
麗「引くなんて選択肢ないから!!」
『ん、ナイスだお茶子ちゃん』
やっぱ、すごいなA組は
にしても、お茶子ちゃんかなりの低姿勢だ
なにか考えでもあるのかな
爆豪に触れようとしたけれど、見事に爆破に阻まれた
しかも、モロに喰らった
瓦礫も共に宙に舞う
あぁ、なるほどね
お茶子ちゃんも随分と捨て身の策をとったものだ
その後も何度もお茶子ちゃんが攻め、爆豪が爆破して迎撃しての繰り返し
耳「ウチもう見てらんない!!」
手で顔を覆い隠し、そう言う響香ちゃん
確かにこれを見るのは辛いよね
何度も何度も攻撃をくらい、もう限界なはず
1部のヒーローからは、爆豪に対してのブーイングまでし始めた
『あいつら、ほんなこつヒーローかよ、、、、』
八「紬さん!?」
我慢ができず立ち上がり、あるところまで走って向かう
バンッ
相「紬!?」
プレ「ビックリしたっ!?何のようだ、って顔がスゲェ怖ぇぞ!!」
私は、放送室のドアを思いっきり開けた
『マイク貸して!!』
相「おいっ、!!」
私は相澤先生のマイクを奪い、大きく息を吸い言い放った
『ふざけたこと言ってんじゃねぇぇぇ!!』
私の怒声が会場に響きわたる
周りがシンと静かになる
『お前ら本当にヒーローかよ!!あんたらが言っていることがお茶子ちゃんや爆豪くんを傷つけてんのかわかってんのか!?爆豪くんは誰よりも勝ちに執着してるから、こうやって本気なやつに手を抜くなんて、失礼にもほどがあるってことちゃんと理解してるから本気でぶつかってんだ!!そうやって爆豪くんに対して、ブーイングしたあんたらはヒーローでもなんでもない!!周りが見えず、ただいたぶっているだけだと勘違いして、お茶子ちゃんを侮辱しているクソ野郎だ!!』
『お茶子ちゃんだって、弱くねぇよ!!十分強ぇんだよ!!爆豪くんを批判したテメェらの方がクソ野郎だ!!お茶子ちゃんのことを侮辱してんじゃねぇぇ!!』
マイクを置き、思わず座り込む
相「よく言った」
相澤先生は、そう言って頭を撫でてくれた
プレ「お前の叫び、グッときたぜ!」
そういって、プレゼントマイクは褒めてくれた
『ありがとうごじゃいます。おかげでスッキリした。あと、勝手にマイクば取ってしもうてすまんやった』
私は、2人に謝り放送室を出た
2人には、迷惑をかけた
だけど、こうやって叫んで、少しはスッキリした
結果的にはお茶子ちゃんが負けてしまったけれど、本当によくやったよ
心配しなくとも心の強い君は、立派なヒーローになれるさ
〜作者〜
お茶子ちゃんの気持ちに大号泣
爆豪VS麗日は神回
相澤先生のセリフにも惚れた
キュンです
あと、紬ちゃんはすごく苛ついて怒ると標準語になるよ
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