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『相変わらずマジメにやってんの?』
『お前の好きだった映画、久々にレンタルしたよ』
『もう地元は帰らないのか?』
10月に入り、生徒達の制服も冬服に変わった。まだ暖かい日は多いものの、少しずつ気温が下がり始める秋。
章太郎からのメールは毎日届くようになり、俺はスマホを見るたび溜息をついていた。
一体、どういうつもりなのか。
あれだけ俺を拒絶しておいて、どうして今になって連絡をよこしてくるんだろう。
しかもメールの内容が、めちゃくちゃどうでもいいことばかり。何を食べたとかどこへ行ったとか、殆どが超短文の報告みたいな内容だった。
別にメールだけなら無視すれば実害はない。下手に反応してまた酷い目に遭うのはごめんだし、絶対にロクなことにならないと分かっている。
だから俺も、放置しておくつもりだったんだけど…
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