コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
-悠side-
今日は入学式の次の日。
5限目に委員会の打ち合わせ。
ラッキーなことに隣のクラスで文化委員の顔合わせはあるらしい。
一応筆記用具はいるか?
黒いシャーペンを一本だけポケットに入れる。
?「悠、委員会いこ?」
猫撫で声で話しかけてくるコイツは同じ委員会になったやつ。
あー、吐き気する。
話しかけてくるなー。
悠「いこっか。とは言っても隣じゃん?」
ゆるく笑いながら教室を出る。
その足はすぐ隣の2-Aの教室へ。
教室へ入ると、人数は揃い始めていた。
悠「おー。俺文化委員なっちった。あまりもの〜やっぱり人気ないよな文化委員」
去年同じクラスだったやつを発見。
そんな話をしながら待っていた。
あと1-Bの子たちだけか。
迷ってるのかな?昨日入学したばっかだししょうがないよね。
「..失礼します」
「失礼します」
二つの声がした。
先に聞こえたのは男の子にしては高めの綺麗な声。
次に聞こえたのはかわいらしい女の子の声。
男の子のほうは綺麗な髪に黒縁眼鏡。
いや、でもイケメンじゃん。
女の子のほうは色素薄めの清楚な感じ。
かわいらしい、花のよう。
その子たちは少し離れた隣の席に座った。
そうすると新しく文化委員長になった3年生が進行を始めた。
自己紹介からかー。
一年生とも仲良くなりたいな。
悠「ねぇねぇ」
隣の島村ちゃんに小声で話しかけてみる。
お、こっち向いた。
悠「俺、佐原悠っていうの。ごめん。シャーペン貸してくんない?筆記用具忘れちゃってさぁ」
…持ってるけど。なんなら隣のクラスだし取りに行けるけど。