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「んン」とベッドの中で軽く身体を伸ばす。隣には俺の腕にコアラのように抱きついている優くんがいる。(可愛い。)朝いつも思う言葉だ。
「ゆ〜うくんそろそろ起きないと遅刻しちゃうよ〜」ピクッと優くんの身体が反応する。どうせ起きてる。寝てるフリして俺のちょっかいを待っている。手を優くんの耳にのばす。優しく触ると「ンフッ//」と優くんの口から漏れる。
「起きてるんでしょ」
「起きてませんっ」
優くんがそう言い布団の中に隠れてしまう。
毎朝恒例のやりとり。カーテンの隙間から漏れてる暖かい光が優くんを照らしている。スポットライトみたいに。
俺は起きてベットに座り壁にもたれる。そして布団にくるまっている優くんを優しく持ち上げて膝の上に置く。
「優くんの可愛いお顔を見せてくださ〜い」
「えへへ。いやで〜すっ」
可愛らしくて小悪魔な返事が返ってくる。
(仕方ない)優くんの耳元で息がかかるように呟く。
「昨日の『夜の』優くんはいつもより感度が増してて敏感だったねぇ〜。目隠しのおかげかな〜」優くんは布団から顔をピョコッとだし一瞬考える。
(『やっ、ンッ 愛夢さンっ、こ、これぇ外してぇ〜ア゛ッ♡』
『だぁ〜め。いつもより敏感だね♡』)
優くんは思い出したのか顔を真っ赤にしてまた布団に隠れる。優くんの頭を優しく撫でてから仕事に行く準備をしようと立ち上がると、人差し指を優しく掴んできた。
「一緒にいきます…//」
優くんもそう言い立ち上がるとコケてしまう。「こ、腰が…」日曜の朝はいつもこう。優くんを優しく抱っこしてから寝室を出ていく。
「さっ、今週はどっちが売り上げうえかな」
「今週は負けません!そして1位になります!」
フォークを手に持ちながら優くんが言う。
「どうかな?フフッ、楽しみにしてる。」
「はいっ!」
まるで天使のような微笑みで俺に語りかける。毎朝、太陽よりも眩しいものを見ていると太陽が暗くかんじるよ。こんなことを思うよになったのも、