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たんかな

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たんかな

1 - 第1話

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2025年08月08日

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夏のある日、炭治郎はかなおを誘って、蝶屋敷の近くにあるお祭りへ出かけた。
かなおは、少し恥ずかしそうに浴衣を着ていて、普段とは違う雰囲気に炭治郎の顔は一瞬で赤くなる。


「かなお、すごく似合ってる……!び、美しい……」


「……っ!」

かなおも驚いたように目を見開いて、でもすぐに目をそらして小さくうなずく。


──ふたりで並んで金魚すくいをしたり、りんご飴を分け合ったり。

夜風に吹かれながら歩くうちに、ふたりの距離はどんどん近づいていく。


そして、帰り道。

小さな神社の前で、炭治郎が急に立ち止まる。


「……かなお。俺、ずっと言いたかったことがあるんだ」


「……なに?」


「俺は、かなおのことが――すごく大切だよ。これからも、ずっと一緒にいたいって思ってる」


かなおの手が、きゅっと炭治郎の袖をつかむ。


「……私も、そう思ってる。……ずっと、いっしょにいたい」


小さな風鈴が鳴ったその瞬間。

炭治郎はかなおの手をそっと握り、ふたりはゆっくり見つめ合って、

やわらかく、ほほえみあう。


──そして、かなおが小さく背伸びして、炭治郎の頬にそっとキスをした。


「……いまの、風鈴の音のせい、だから」


そう言って顔をそらすかなおに、炭治郎は顔を真っ赤にしながら、でもすごく幸せそうに笑った。


「……もう一回、鳴らしてもいい?」


ふたりの笑い声が、夏の夜に溶けていった──。


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