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永遠に届く声

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永遠に届く声

19 - neunzehn .

2025年05月11日

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書斎、修羅場のあと。逃げ場を失ったハイネとヴィクトールの前に、王子軍団が迫る。


「ねーねー!!!センセーと父上ってどういう関係なの!?」

一番乗り、リヒト。目に光を貯め、ウッキウキで話しかける。


「先生と…父上…いちゃいちゃ…」

カイ、真顔で的確に刺す。


「ど、どういうことですか師匠!!!!」

ブルーノ、顔真っ赤で頭の中真っ白。


「い、いちゃいちゃ!?!?おいハイネ!!父上に下世話な真似はやめろ!!!」

レオンハルト、誰より混乱してる。


「い、いやこれは……!落ち着いてください、皆さん!」

ハイネ、いつもの冷静はどこにもなく、「教師としての信頼」が焼却されそう。


「“ハイネ”、って呼んでたじゃ〜〜〜ん?」

リヒトがにやにや近づく。

「父上だって〜、“君の言う通りだ”って!あんな優しい声、聞いたことないんですけど〜〜?」


「……ヴィクトール……助けてください」

「……無理だ。私も混乱している」

「嘘でしょう……」


「とにかくっっ!!」

ブルーノが眼鏡を押し上げて、真面目モード。


「関係を、明確にしていただけませんか!!曖昧なままでは、いけません!!!」

「そ、そうだ!!っていうか!!いちゃいちゃってなんだよ!!」

レオンハルト、耳まで真っ赤。


「おめでとう……」

カイ、まさかの微笑み。


「……もう……誤魔化しきれないな……」

ハイネ、諦めの境地。


「では、はっきり申そう」

ヴィクトールが立ち上がり、深く息を吐いて――


「……我々は、いちゃいちゃなどしていない。多少、距離感が……その……近いだけだ」


「「「説明になってない!!!」」」

王子たち、総ツッコミ。


「二人が、幸せなら、俺も、幸せ…皆、仲良し……」


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