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ジェイ監
No.3
ジェイド先輩は自分の部屋に案内をした。
そして甘いお菓子と温かい紅茶を用意をして下さった。
「此方をお召し上がりください。
監督生さんが好きそうなハーブティーにしてみたんです。きっと心が落ち着きますよ」
「…有難う御座います」
口にするとラベンダーの香りが一気に深まった。
優しい味に優しい先輩。
落ち着いた心が彼の事を好きになった。
(ジェイド先輩って…こんなに優しかったけ?)
少しのときめきが私の中では止まらなかった
彼は花弁を触れるように私の頬を触った。
「あまり無理はなさらないで下さいね。
監督生さん。
僕は貴方のことがこの上無く愛しているんですから」
愛の告白を吐きだされると私は林檎のように赤くなる。
「… あのっ… 」
「愛おしいですね、
僕なら不老不死になった貴方を永久に愛す事ができます。
どうか僕と結婚を前提としたお付き合いをお願い致します」
「不老不死」。
その一言を聞くと私は違和感を感じた。
私はグリムやマブにもそのことについて伝えていない。
現段階ではクルーウェル先生しか知らない筈だ。
もしかして彼が私を不老不死にさせた?
「…ジェイド先輩。…この質問に答えられたら、私は貴方とお付き合いを願いたいです。」
「ええ、何でも応えますよ」
「私が貴方に「不老不死」だとお伝えしましたか?エースにもデュースにもそしてグリム(親分)にもしていないのに」
「只の風の噂では?それに僕が愛しの貴方にするわけないですよ」
「ならアナタの料理を食べた後に不老不死だと発覚しました」
「それはただの偶然では?」
「偶然な訳ないです!それは…」
口を動かそうとした時には私の身体の自由を奪った。
「やっと薬が回りましたか、
貴方を手に入れるのは時間が掛かりましたね。でも随分、楽しかったですよ。永遠に愛し合いましょうね監督生さん」
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