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新しい長編 高校生パロ。
注意事は新章 第一章と同じです。
まだ読んでない方は先に其方を読んでから此方を読んでください。
瀬麗梛 隋星 高校二年生
來執 瀬凪 怜 高校一年生
中高一貫校
春。
校門の桜が、風に乗ってゆっくりと舞っていた。
「今日から二年生かぁ……。」
瀬麗梛は桜を見上げ、小さく笑う。
去年は本当にあっという間だった。
授業。
文化祭。
体育祭。
生徒会。
気付けば一年が終わっていた。
「瀬麗梛。」
後ろから優しい声が聞こえる。
振り返ると、そこには隋星が立っていた。
「おはよう。」
「おはよ、隋星。」
二人は並んで校舎へ向かう。
「クラス替え、緊張します?」
「うーん……。」
瀬麗梛は少し考える。
「誰とでも仲良くなれるから、大丈夫かな。」
「瀬麗梛らしいですね。」
隋星は小さく笑った。
その笑顔を見て、瀬麗梛もつられて笑う。
昇降口。
新しいクラス表の前には、生徒たちが集まっていた。
「二年A組……。」
「どこどこ?」
「いた!」
瀬麗梛は自分の名前を見つける。
**二年A組 瀬麗梛**
そのすぐ下には。
**二年A組 隋星**
「また同じクラスだ。」
「今年もよろしくお願いします。」
「こちらこそ!」
二人は笑い合った。
その頃。
校舎の反対側。
高校一年生の教室では。
「緊張する……。」
來執が制服のネクタイを整える。
「お前、さっきからそれしか言ってない。」
怜が呆れたように言う。
「だって!」
「今日、会長に会えるんだよ!?」
「……まあ。」
怜も少しだけ表情を和らげる。
瀬凪は肩に手を回しながら笑った。
「中学卒業以来だからな。」
「楽しみじゃん。」
三人には、共通の憧れの人がいた。
それが、瀬麗梛。
中学時代。
生徒会長だった瀬麗梛は、誰にでも優しく、困っている人を放っておけない人だった。
廊下で転んだ後輩がいれば駆け寄り。
重そうな荷物を持つ先生がいれば手伝い。
文化祭では誰よりも楽しそうに笑っていた。
そんな姿を見て。
怜は尊敬した。
來執は憧れた。
瀬凪は「かっこいい先輩だな」と思った。
だから三人は決めた。
**高校でも、生徒会に入ろう。**
そうすれば、またあの先輩と一緒に活動できる。
その一心で受験も頑張ったのだ。
始業式が終わり、昼休み。
「会長!」
元気な声が廊下に響いた。
瀬麗梛が振り返る。
「あれ?」
「怜!」
「來執!」
「瀬凪!」
三人は一斉に駆け寄ってきた。
「久しぶりです!」
「元気でしたか!」
「ちゃんと朝ご飯食べてます?」
「最後だけ保護者じゃない?」
瀬麗梛が笑う。
その笑顔を見て、三人も安心したように笑った。
「また会えて嬉しいです。」
怜が静かに言う。
「うん。」
「僕も。」
その様子を見ていた周りの二年生がざわつく。
「あれ、一年生?」
「会長と知り合いなの?」
「しかも、すごく仲良さそう……。」
瀬麗梛はそんな視線に気付かず、三人との再会を喜んでいた。
放課後。
生徒会室。
ガラガラッ。
「失礼します!」
三人がドアを開ける。
先生が笑顔で迎えた。
「今年から生徒会に入る一年生だ。」
「よろしくお願いします。」
怜、來執、瀬凪が頭を下げる。
「じゃあ紹介するな。」
先生は瀬麗梛の方を見る。
「こちらが生徒会長の瀬麗梛。」
「それから副会長の隋星。」
「知ってます!」
三人の声がぴったり重なった。
先生は少し驚く。
「お?」
來執が嬉しそうに笑う。
「中学の頃からずっと憧れてた先輩なんです!」
瀬麗梛は照れくさそうに笑った。
「そんな大した人じゃないよ。」
隋星は苦笑する。
(また始まった……。)
(瀬麗梛の無自覚。)
窓の外では、桜の花びらが風に舞っていた。
新しい一年。
新しい仲間。
そして、生徒会の賑やかな日々が、ここから始まる──。
**第一話 終**
玖衣那 喰
399
#しょしんしゃ🔰
りと。@(つ∀-)オヤスミー
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しゃけ
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コメント
3件
おお、高校生パロきたか! 元の作品知ってる身としては、キャラたちが制服着て普通の学園生活してるのめっちゃ新鮮で楽しかったわ。瀬麗梛が相変わらず無自覚に人を惹きつけてるのとか、隋星の「また始まった」ツッコミも好き。後輩トリオが「会うためなら受験頑張った」って熱すぎるだろ……。再会のシーンじんわり来た。日常パートだからこその柔らかい空気感がいいね。次も楽しみにしてる🔥