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fwak
『いただきまーす!』
「いただきます…」
誰かとこうしてご飯を食べるのは家族と以来か…こう思うとやっぱ少し寂しいのかもな
「…ごめん」
『え…?なんで謝るの?』
「いや、保健室でひどいこと言った…から」
『あー…でも事実だし…そう思われるのも無理ないよ』
『ていうかご飯美味しいね!不破くん料理の才能あるんじゃない?』
「才能か…普通だと思ってるんだけど、てかそのくん呼び、なれないからやめて」
『じゃあ何て呼べばいい?』
「なんでも」
なんでもかぁぁぁ…じゃあ不破くんでもいいと思うんだけどな…
俺はスマホをもって、あだ名の付け方?みたいなのを調べた
語尾に身をつける…ふわみ…何か違うな…
~~っち…とかも…ふわっち…
『ふわっち…とか?』
『ぁ…急にあだなとかやだよね…やっぱなし…』
「別に…悪くないんじゃない?」
そうやって顔を背けながらいった
…照れ隠し…なんだよね
『…じゃあふわっちね!俺のことも呼び捨てとか、好きなように呼んでよ!』
「ん」
『やっぱ優しい…な』
「…また?」
『またとかじゃなくて、ふわっちのこと確かに俺は全然知らないかもだけど…ふわっちが俺に優しくしてくれたのは事実だし、嬉しかったんだ!』
『ねぇ、ふわっち、俺ら友達にならない?』
「…なったらあきながへんに言われるかもしれないじゃん」
やっぱり、自分のことは後回しで、他の人のことばっかり考えてる
『俺いいんだよ!なんなら俺がなりたいって言ってるし…』
「…少しだけなら」
少しだけって…まぁ、いいってことだよね?
『えへ…』
「な、なにその顔…」
『嬉しいな~の顔!明日からまた挨拶していい?』
「また怒られるんじゃない?」
『そもそも不破くんが早くきてくれればいいのに…』
「朝嫌い、起きれない」
『えぇ~?まぁ、それでも挨拶するんだけど』
だんだん打ち解けてきたのか、そのあとはいろんな話で盛り上がった
でもふわっちは自分のことは打ち明けてくれず、でも、笑ってくれたり、話を聞いてくれたり…学校では想像できない彼を知ることができた
「じゃあ、俺そろそろ帰るよ」
『あえ?』
「え?」
少し沈黙が続いたあと…
『とまるかと思ってた…』
「は?」
『だって明日学校ないし…夜遅くに帰らせるわけには…』
「俺はガキじゃない!」
『まだ学生じゃんか!』
「学生はガキじゃないです~!」
無理やり帰ろうとするふわっちを強引に止めて、なんとか止まらせた
話してて分かったことは彼は以外と子供っぽいところや、抜けているところが多かった
『あ、お風呂先入ってていいよ!』
「あきなが先はいればいいのに…」
『俺食器片付けないといけないし!』
「…」
え、怒ってる?めっちゃムスッてしてんだけど…
『あ…大丈夫だって!食器洗いくらい一人でできるよ!』
「ほんと?」
『うん』
「料理はできないのに?」
『ちょっと失礼じゃない?事実なんだけどさ』
ふわっちは少し微笑んで、
「じゃあ入ってくる、色々ありがと」
そういって、俺の頭を優しく撫でてくれた
『え…』
「あッ…」
ふわっちはハッとして、すぐに手をどけた
「ごめん、急に…」
恥ずかしいのか、耳まで赤くなってる
『ふふッw何か撫でられるのも悪くないかも…』
「そう?」
そんな俺のようすに安心したのかふわっちはほっと胸を撫で下ろした
「すぐあがってくるわ」
『ゆっくりでもいいよ、いそがなくて』
わかったと、返事をしてから風呂に向かったふわっち、そして、俺は食器洗いを始めた
そのあとは2人分の敷布団を引いて、眠りについた
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