何個掛け持ちするんかな僕
マジですいません
太中です
設定⤵
中原_中也
17歳
7歳の頃から原因不明の病にかかってる(主に頭痛、腹痛、吐血、過呼吸など…)
入院している
好きなこと(もの)_本、空を見る、太宰
嫌いなこと(もの)_自分
太宰_治
24歳
14歳の頃から中也とよく喋ってた
仕事の半分以上は中也と居る
22歳から正式に医者になった
好きなこと(もの)_中也、包帯、仕事(中也と会えるから)
嫌いなこと(もの)_森さん、中也の親、仕事(中也と会うこと以外面倒くさいから)
最終的に死ネタになるかも…
空は晴れていて、気持ちのいい朝の日だった
……はずだった
「ねぇ、知ってる?」ヒソヒソ
「あぁ、そうそう」ヒソヒソ
「太宰先生が担当してる子って…」
「もう治らないでしょう?」
「……うるさい((ボソッ」
「だって原因不明でしょう?」
「病気が分からないのにどうやって治すのでしょうね」
看護師が噂をしているのは、
紛れもなく自分が担当している子だ
彼の名は………
ガチャ
ドアを開けると、窓の縁に点滴まみれの腕を置き、空を見上げている子がいた
「…今日は天気がいいね…中也」
彼の名は中原中也
この病院で唯一原因不明の病を持っている子だ
「おはようございます、太宰先生」
中也は空から目を背け、太宰の顔を見ながら笑った
まるで、病気を感じさせないような、自然な笑み
だが、太宰はそれが嘘の笑みなことを知っていた
「…今日は薬よく効いてるみたいだね、顔色がいい」
中也は朝に起きることすら珍しい
昔は普通に朝昼晩ご飯を食べ、元気に遊ぶ【普通の小学生】だった
しかし中学頃から食欲がなくなり、だんだんベットの上で本を読むか寝る、そんな生活になっていった
今では昼のご飯だけで、しかも3分の2は残す。しかし寝る時間は増える一方だった
だから立っているだけで奇跡と言っても良い位なのだ
トコトコ
中也が歩き、ベットに座った
「中也、苦しくない?」
「全然、平気ですニコ」
そう言って、中也は近くの本棚に手を伸ばし、一冊手にとった
「……ホントに本好きだね」
「……本は…楽しいんです」
「……そっか」
太宰にとって本は殆ど読まない為、本が楽しいという感覚が分からなくかった
「中也はなんで本が好きなの?」
中也は一瞬考えた後、こう言った
「……本は何にでもなれるから…ですかね」
「…何にでも?」
「はい、主人公でもモブでもなんでもいいんです、その人を俺に変えるとーーー
病気がない元気な俺にも、親に愛されている俺にもなれるじゃないですか」
中也は笑いながらそう言った
(あぁ、嫌いだな)
だってそれじゃあ
病気なのも、親に嫌われているのも当たり前だと捉えてしまうからーーー
♡➠500
コメント
7件
うえええええあああ😭 初コメ失礼します。もうこれ泣かせにきてますよね…そうですよね!? 書き方お上手…✨️
いいね555にしたぜ☆ ラッキー5☆☆
気づいた時にはいいね500に してたんだけど…