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こんにちは、❀·°月夜桜☽・:*です!
私が始めて書いた『マリーの思い出』パート1を読んでくださり、
ありがとうございました!!*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
間違ってる所があったらすみません💦
今回のお話も『マリーの思い出』パート1の続きのお話です、!
⚠️注意⚠️
・マリーの過去を少し参考にしています。
・自分の妄想(?)あり。
それではどうぞ!
それは、太陽の日が差している庭で、茶菓子を1口ポリッ…
と少しだけ噛んだ時だった。
「女王様、次の試合がもうそろそろ始まりますよ?」
美智子がわざわざ庭に来てマリーに言った。
「あら?そうでしたの??ごめんなさいね美智子さん!!」
急いでティーポットなどを片付け始め、茶菓子を箱に入れる。
素早く部屋に戻り棚などにきちんと並べ、ティーポットを食器棚に閉まった。
「教えて下さり感謝しますわ美智子さん!!」
マリーは美智子に深くお辞儀をした後、直ぐに待機室へと向かった。
この荘園では毎日毎日狂ったゲームが朝・昼・夜と繰り返される。
マリーは逃げ惑うサバイバーを狩る『ハンター』で、
そのハンターから生き延びなければならない『サバイバー。』
この2つに分かれ、ゲームが行われる。
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今回の試合のマップは『月の河公園』ここはマリーの、苦手な所だった。
が、マリーは仕方なくゲームを行った。
最初に見つけたサバイバーは『少女』マリーは少女を追いかけ、
鏡が割れた破片のような武器を少女目掛けて振り下ろした。
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「う”ぅ”っ…!!ドサッ….」
やっとの思いでダウンさせたサバイバー。
マリーはこれでやっと吊れる…と思い少女を持ち上げようとした瞬間。
『う”ぅ”…痛い…怖いよぉ….』
と、泣く少女の泣き顔を見て、マリーは、自分の昔の記憶と重ねてしまった。
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「お母様っ…苦しい…痛いよっ…!!」
それは、1人の男の子がマリーの腕の中で苦しんでいる記憶、マリーが必死に
心の奥へ奥へと沈めていた、あの最悪な記憶だった。
「あぁっ…お願いっ!!誰かこの子を助けてっ!!!」
マリーは必死に周りの人々へと助けを求めるが、誰一人としてマリーと、そのマリーの子供を助けようとする人は誰も居なかった。
やがて数日後、マリーと、マリーの子供は別々に離されてしまい、
マリーは自分の大切な子供を助ける事が出来なかった上に、
一目も見ることが出来ず、処刑台の前に立たされ、
___首を切り落とされてしまった。___
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マリーは、その記憶を思い出してしまい、その場に膝から崩れ落ちた。
「あぁ…!!私はっ…私はっ….!!!あの子を助けれなかったっ…!!!」
マリーは泣き叫び、何回も、ごめんなさい、と言った。
そのマリーの姿を見た少女は、マリーの近くへ行き、
「…よしよし……」
と、マリーの頭を撫でて、マリーを優しく抱きしめた。
「あぁごめんなさいっ…私の愛しい子…貴方だけでも助けたかったっ…!!」
マリーはただずっと泣いていた。そんなマリーを少女はずっと、
ずっと抱きしめていた。
やがて通電し、ゲートが開き、傭兵が少女を救出しに来た。
傭兵はマリーが何故泣いているのかは分からなかった。
でも傭兵は少女を抱き抱え、その場を離れようとした。
その時マリーは必死に、
「その子を連れて行かないでぇっ!!!!」
と、今にも泣きそうな声で叫んだ。その時のマリーは、
傭兵に抱えられた少女を、自分の『子供』と重ねていた。___
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試合が終わり、マリーは、自分の部屋に真っ先に行き、
マリーは閉じこもってしまった。
その部屋からは、マリーの叫び声と泣き声、愛しい子への謝罪の言葉が
廊下に響き渡った。