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やはり見つけてくれたのは悟だったか、、、、下駄の鼻緒が外れたからきっと悟が姫様抱っこしてくれるよ☆ 続き楽しみッ♡
【 時透side 】
迷子、迷子、、
え、嘘だろ。そんなベタな!!
人混みの中、混乱中の私。
え、流される。
硝子達のところ行けない、、、
時透(どうしよ!!)
時透「と、取り敢えず電話、、」
時透「……」
繋がらない。
それはそうか。こんな沢山の人。
迷子や待ち合わせをしている人が通話しているに決まってる。
時透(回線混み合うってこのことか?)
取り敢えずどうしよう、
河川敷行ったら会えるかな?
あ、でも迷子になったら下手に動かない方が良いって誰かが言ってたような、、
人混みを掻き分けて現れたのは目立つ白髪。基、五条。
時透「!、お前迷子かよ、ダサいな」
五条「お前も今絶賛迷子中だろーが!!」
五条「取り敢えず道端行くぞ下手に流されても困る」
屋台の光で照らされた白髪が少し眩しく見えた。
硝子「にしても、困ったな繋がらない。」
夏油「2人が一緒にいてくれればいいけど、、」
硝子「取り敢えず河川敷行く?結構流されちゃったし。」
夏油「いや、あっちに行こうか」
硝子「、?えなんで?」
夏油「悟がね、任務帰りに見つけたんだ」
夏油「『どーせアイツ窓からしか見たことねーだろ』って」
硝子「結構楽しみにしてたのか。」
夏油「ご名答。」
五条「電話繋がったか?………?、おい」
時透「……花火、始まっちゃう。」
時透「お前、迷子初めて?私は初めて。」
所謂三角座りをしてうずくまる私。
時透(最悪だ。花火大会。折角の浴衣。迷子になっちゃうなんて。)
五条(なんだこいつ珍しく弱気だ)
五条「俺だって初めてだよ。花火大会も、りんご飴も射的も。迷子も。」
五条「でも、お前となら俄然無敵な気ーするから。俺は平気。」
時透(なんだコイツ、、、)
時透「お前、、本当に五条か?」
顔を上げて再確認。
五条「あ?正真正銘五条悟だわ。」
五条「立てるか?行くぞ」
時透「うん。」
私の足元をみたら、下駄の鼻緒が切れていた。
五条「人混みで踏まれたんだろどーせ。足、赤くなってんぞ」
拝啓 “ 風船ガムはブドウ味だった ” 君へ
心細くは無くなった気がします。