【 時透side 】
時透「ついてない、、、」
またもや蹲る私。
下駄の鼻緒が切れるとか、、、。
踏んだ奴誰だよ!?
コレ結構いい値段したんだけどぉぉ!?
五条「ホレ。」
五条が差し出してきたのは真っ赤で艶がある私が夢にまでみたものだった。
五条「お前が弱気とか調子狂うわ。さっさと通常運転に戻りやがれクソアマ。」
時透「……………」
五条「、なんだよ?やっぱキャラメルが良かったのか?射的こら辺に無いんだよ帰り買ってやるから、___
時透「そっち。」
五条「あ?」
時透「私りんごがいい。」
五条が差し出してきたのはいちご飴
時透「いちごおいしいけど小さい」
五条「お前はカプッと可愛い仕草とか出来ないわけ?」
時透「私はガブッと齧り付きたいんだよ。」
五条「うっし、行くか」
五条「乗れ」
時透「へ?」
五条「『へ?』ってお前それで歩く気かよ。」
五条「お前の足がボロボロになろーが俺は別に構わねーけど、お前の親父がうるせーんだよ」
五条「わかったらさっさと乗れ」
時透「……重い?」
五条「あー!!重い重い!!」
時透「そこは嘘でも重く無いって言うところだろ!!」
これだから、少女漫画的展開は訪れない。まあ、別にいいけど。
五条「へーへー。」(女子ってこんな軽いのか)
時透「ねえ、さっきから何処向かってんの?」
そう、五条は人混みとは反対方向に歩いているのだ。
時透「河川敷、行かないの?」
五条「あんな人が多いとこ向かうのかお前。また逸れんぞ」
時透「だからって何処に、、、?、階段?」
五条「そ。この上に公園があるんだよ」
五条「この間の任務帰りに傑とみっけた。」
時透「花火見えるの?」
五条「所謂穴場スポットってヤツだよ。階段上っから、つかまっとけ。」
時透「うい」
公園に着いたのはいいものの、
その公園は人がチラホラいる程度の寂しい公園だった。
多分近隣住民が花火見たさに来たのだろう。
階段を上ってみないと公園かどうかもわからない。
時透「本当に見えるの?」
五条「あそこのベンチからなら見える筈だぜ」
五条が指差したのはブランコの隣にひっそりとあるベンチ。
五条の下駄がサクサクと芝生を踏んだ。
拝啓 “ デリカシーのない ” 君へ
普通、任務帰りにこんなとこ来ません。
何してたの?フリスビー?
コメント
5件
フリスビーw
最高☆ ニヤケが止まらん( ≖ᴗ≖)ニヤッ 続き楽しみにしてますね♡