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夏休みの宿題が終わらねえぜ!!
はっぱ
36
#オリジナル
#オリジナル
重田💋(omoda)
283
2人はエストミール西部に到着した。そこでも同じく、炎が燃え盛っていた。
「ここで星外生命体が大量に出現したみたい。アズウィンド、被害が広がる前に鎮圧しよう。」
ニーナは瞬時に戦闘態勢に入った。
「アズウィンドはセシルの援軍をお願い。私がなんとか星外生命体を対処するから。」
ダグラスは黙ったままうなずき、もう一度銃を握りしめてニーナと別れた。
「セシルは、今頃—」
そうつぶやきながら、彼はセシルを捜索した。どの場所も炎が占領しており、そう簡単には見つからなかった。ダグラスは戸惑った。
「もしかしたら、セシルは…!」
そうダグラスが口に出した瞬間、燃え尽きた建物の影から”人影”が見えた。ダグラスはすぐさまその”影”を凝視した。図星だった。彼は震えた両手で短剣を構えていた。
「……ダグラス、さん?」
彼の目は疑いに満ちていた。
「そうだ。ダグラスだ。」
「…ここは本当に危険なんです。もう、限界が近いんです……」
ダグラスはセシルに近づいた。彼の言葉は正しかった。セシルの右腕、脇腹が流血していた。
「僕に…多数の星外生命体が襲ってきたん…です。一人で、どうにか…できましたが、まだ、皆と比べて―」
「セシル。まだ歩けるか?」
ダグラスはそうセシルに尋ねた。
「え?ダグラスさん?」
「逃げろ。」
「怪我がまだ癒えてないんです―」
「星外生命体が!」
ダグラスが叫んだ刹那、二人の周りを星外生命体が取り囲んでいた。影のような姿の星外生命体は、即座に二人を襲った。
「ダグラスさん――!!」
セシルは震える声で叫んだ―
「遅かったみたいだ。」
銃声が何発か響いた。そして”彼”は舌打ちして、
「負傷した隊員がいたと聞き、まさかセシルだったとは。」
この声は、ライナルトだった。
「……この化け物、いくら撃ったとしても消えない。彼らの”弱点”は共通していないようだ。」
そうライナルトはつぶやき、舌打ちをまたした。
「ダグラス。お前も戦え。」
「…」
ダグラスはうなずくだけだった。銃を固く握りしめた。どこからともなく星外生命体は湧き続ける。傷ついたセシルは、短剣を持つ手を変え、立ち上がった。目には涙がたまっていた。
「僕も、応戦します。」
「…どうやら、敵の本拠点が分かったらしいサ。」
COMA拠点でエディはエストミールのマップを眺めて話した。
「誰が見つけたのサ?」
「……どうやら優秀な隊員がいたそうだ。」
「シアラー。お前の班にそんな土地勘にすぐれた人がいたのサ?」
「あぁ。」
シアラー指揮官は、エディにそう返事をするだけだった。
『聞こえているサ?ただいま、シアラー指揮官から敵の拠点の場所が判明したと通告が入ったサ!』
「敵の本拠点が、ようやく分かったというのか。遅い…」
不満そうにライナルトはつぶやく。
「俺が向かう。」
ダグラスは真剣だった。
「お前が行くのか…くだらん。」
「これは俺が、なんとかする。」
「”なんとか”という言葉が気に入らん。」
「ダグラスさん―!後ろ―!!」
セシルが叫んだその時、星外生命体がダグラスのすぐ近くにいた。ダグラスはとっさに気が付き、銃を撃った―
星外生命体は、銃弾一発で倒れた。
「―なぜ、分かった?」
「ビギナーズラック、だ。」
ダグラスは冷淡に返した。
段々と他の隊員達が本拠点に向かう。セシルは安堵のため息を漏らした。
「ダグラスさん…すごいですね……」
彼は脇腹を急に押さえつけ、くたりと座り込んでしまった。
「叫んでしまいました…から…ちょっと傷が開いてしまって―」
「ダグラス、向かえ。」
ライナルトはダグラスをにらんだ。
「俺はセシルを安全な場所へ連れていく。お前はさっさと。」
「分かった。」
銃を構え直し、ダグラスは向かう。
『―こちらライナルト、負傷隊員を発見した。』
「ありがとうございます。ライナルトさん…」
セシルは涙を流した。
コメント
1件
うわ、今回もきっつい展開だったな…。ダグラスとセシルの再会シーン、セシルが「限界が近い」って零すところで胸が締め付けられたよ。あの怪我の描写もリアルで、実際に血の匂いがしそうだった。ライナルトのクールな判断と、ダグラスが“ビギナーズラック”って言い放つ場面、そこも痺れた。ダグラスが本拠点に向かう決意、かっこよすぎるだろ。続きが待ちきれない🔥