テラーノベル
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二次創作。
れるこえ
れるさんの家の合鍵なんて持ってない。
けど。
「れるさーん。」
ガチャ。
「あ、おかえり。」
「いやれるのいえやから!なんでいるん? !!」
「はははっ!おじゃましまーすっw」
玄関開けた瞬間、二人で笑う。
……これがいつも。
「勝手に入んなや!」
「だって開いてたから。」
「閉め忘れや。」
「ちむが泥棒だったら?」
「冷蔵庫漁って終わりやろ。」
「失礼だな!?ちゃんとなかにあるプリンも食べるしっ!」
「ほら見ろ。」
二人でまた笑う。
れるさんの家に来るのなんて週に何回あるか分からない。
最近じゃ「遊ぼ。」の一言で集合。
家主より俺のほうがソファの位置知ってるまである。
「ただいまー。」
「だから違う言うてるやろ!」
クッション飛んできた。
「いった!」
「ナイス命中。」
「ちょっとぉ〜!?なにすんのさっ!?」
投げ返す。
「うわっ!」
れるさんに当たった。
「ちむ、お前ぇぇぇ!!」
「やば、逃げろ!」
部屋の中を二人で走り回る。
「待てコラ!」
「こっちくんなぁー!」
「捕まえた。」
「うわぁぁぁ!!」
後ろから腕を掴まれた。
「離せぇぇぇ!」
「嫌や。」
「追いかけてこないでよっ!?」
「そりゃ逃げるからやろ?! 逃がさん。」
「ぎゃはははっ!!」
笑いすぎて力が入らない。
二人ともその場にしゃがみ込んで笑ってしまう。
「はぁ……腹痛い……。」
「ちむ笑いすぎ。」
「れるさんが追いかけるから!」
「追いかけたくなる。」
「きもちわるい!」
意味分かんない。
笑いながらソファへ倒れ込む。
「おなかすいたぁ!」
「さっき食ったやろ。」
「おやつは別腹だもんっ。」
「ガキか。」
「ガキじゃないですぅー!」
「おめぇは十分ガキや!」
れるさんが頭をぐしゃぐしゃ撫でてくる。
「うわぁぁ!やめろ髪!!」
「ぼっさぼさ。」
「最悪なんですけど!」
「写真撮っとこ。」
「やめろぉぉぉ!!」
「ほら。」
「消して!!」
「むり。」
「れるさん!!」
スマホを奪おうと飛びつく。
その瞬間。
「っと。」
れるさんが避けて。
勢い余って、そのまま。
「……あ。」
気づいたら。
れるさんの上に乗っかってた。
「…………。」
「…………。」
近い。
近すぎる。
鼻先があと少しで触れそう。
(え、え、え、近っ……!!)
「ちむ。」
「な、なに。」
「重い。」
「うるさい!!」
勢いよく飛び退く。
「ははははっ!!」
「笑うなぁぁ!!」
「顔真っ赤やん。」
「暑いだけだし!」
「エアコン効いてるで。」
「うるさい!!」
絶対笑われる。
れるさんは腹抱えて笑ってる。
なんなんだよもう。
「ちむ可愛。」
「言うな!」
「照れてる?あ、照れてる?!w」
「照れてない!」
「うそつけ!照れてるんやろ?」
「てれてないわ!!」
クッション投げる。
キャッチされた。
「残念。」
「くっそぉ!」
また笑われる。
……ほんと悔しい。
でも。
その笑顔を見ると、ちむまで笑っちゃう。
そのとき。
れるさんのスマホが鳴った。
画面が少し見える。
『れるさん!お疲れさまです!』
女性らしい人からのLINE
「……。」
なんか。
なんか嫌。
別に。?
親友だし。
仕事の人かもしれないし。
なのに。
「誰?」
思ったより早く口が動いていた。
「あー、 仕事の人。」
「……ふーん。」
「なんや、その顔。」
「してない。」
「してる。」
「してないって。」
「口尖っとる。」
「尖ってない。」
れるさんがじっと見てくる。
数秒。
それから。
ふっと笑って。
「安心し。?」
「……え?」
「ちむが思っとるような相手ちゃうから。」
「っ!!なにが?」
「図星?」
「違うし!!」
「ははっ。」
なんで分かるんだ。
なんでそんな嬉しそうなんだ。
その笑顔に、また心臓が変になる。
……親友なのに。
親友のはずなのに。
最近。
れるさんと目が合うだけで。
なんか、おかしい。
……その理由だけは。
まだ考えないようにしていた。
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コメント
3件
めちゃめちゃ尊いです❕💖 ノベルの書き方上手くて尊敬しちゃいます🥹
読了しました🌙 れるさんとちむのテンポいい掛け合いが楽しくて、読んでるこっちまで笑っちゃいました😂 合鍵ないのに「おかえり」って言っちゃう関係性、良すぎる……。ソファの位置知ってる発言にグッときました。 最後のLINEで口尖らせちゃうちむ、可愛いし切ない。「親友のはずなのに」って言葉にドキッとしました。この先どうなっていくのか、すごく気になります🤍