でびらび(小柳✖️星導)のもしもの世界線の話です
ワンクッション
キャラ崩壊、口調迷子、捏造注意
VTA時代が出てきます
それでもいいかたはどうぞ
小柳「」
星導『』
毎日同じ夢を見る
目を開けるとまず先に目に入るのは引き込まれそうなほどの黒
そして浮遊感
次に見るのは月と太陽
他にもいろんな惑星がふわりふわりと浮いている
宇宙好きの人間ならこれほど嬉しい夢はないだろうが、生憎小柳は宇宙をそこまで好きではなかった
ふわりふわりと宇宙を彷徨っていると
〈ぴょん〉
と俺を呼ぶ声がする
さて、そうやって俺を呼んでいたのは
誰だったけな、、、
小柳視点
パチリと目が覚める
今はお昼の12時ごろ
小柳はいつもこの時間に起きて、夜までゲーム等をし朝日が昇る前に再び眠りにつく
今日は少し違った
小柳は、起きて少ししてからVTAの卒アルを押入れから引っ張り出し、ペラリと卒業生一覧を見た
様々な生徒の写真、その一つ
俺の覧の横の人間
そいつの名前、写真だけが黒く塗りつぶされていた
調べてみたら、はるか昔俺とでびらびというコンビを組んだやつで
俺と宇佐美と佐伯と一緒にVTAを卒業した男らしい
その情報を頼りに学生時代を思い出そうとしても
頭にモザイクがかかってこの男との記憶は少しも思い出せなかった
懐かしいはずなのに、俺の頭の中では
この男の存在にモザイクがかかっていた
いや、別に記憶喪失というわけではない
一ヶ月前のあの日まではほぼ確実にこいつやVTAでのことを覚えていたのだ
確証はないが、それだけはわかる
あの日までは…
…つい一ヶ月前の午後に
本部から東西ヒーローの交流会をするようにと言われた
そして俺は一ヶ月ほど前に、VTA時代の同期がいる東のヒーローと交流会をすることになった
自分のチームの人間とも初めて会う日だった
交流会が始まってすぐ星導という男は
『俺は宇宙のすべてを知ろうとしたら、逆に宇宙に取り込まれたので記憶がありません』
と記憶喪失宣言をした
その時、確かに俺はショックを受けた
でも
伊波《宇宙…?ほんとに?》
『はい、なんなら証拠見せますよ』
そう言って、伊波の方からくるりと少し向きを変え俺をしっかりと見て
変身…
その瞬間、星導の顔の右目あたりに割れ目ができ、そこには宇宙らしき空間が広がっていた
その光景をガッツリ見入ってしまった俺の中で
“卒アルの男の存在が頭の中から姿を消した”
何故かはわからない
ただ、俺の中で大切なものが一つきえたのには変わらない
思い出したい、そう思い俺はまたペラリと卒アルをめくった
次の日、また夢を見た
また、宇宙空間でふわりと彷徨っていると
〈ぴょん〉
また俺を呼ぶ声がした
お前は誰なんだ
また、名前を呼ぶだけか
そう思っていたら
〈ぴょんは俺のこと〉
“忘れちゃった???”
ガバリッ
「は、は、は…」
今日は珍しく朝に起きれた
最悪の目覚めだけど
「…忘れちゃった…?」
「お前は誰なんだよ…」
今日は、星導と俺はオフコラボなるものがある
デビューして間もないが仲を深めるため、しょうがない
俺はお昼までゲームをし、星導の家へ向かった
ピンポーン
ガチャ
『あ、小柳くんいらっしゃい』
「ん」
星導の家の一階は、星導が営む鑑定士の店がある
その店の中にある、新めのソファに座ると
『ココア飲みますか?』
「飲む」
『じゃあ、少し待っててください』
そう言って店の奥まで入って行ってしまった
残されたのは星導のオトモと俺のオトモと俺
星導のオトモはふよふよと浮かんで何考えてるかわからない
「…お前何考えてんだよ」
そういうとこちらにふよふよ浮いてくる星導のオトモ
なんとなく、両手でそいつを挟んでそいつの中にある宇宙を覗いてみた
「お前、俺の昔の記憶、持ってねぇ?」
……。
そうといかけても無言のまま
「…流石にねぇ…」
〈ぴょん〉
「…は?」
またあの声が聞こえた
その声が聞こえてしばらくしてから、俺は星導のオトモの宇宙をガッツリ見入ってしまった
なんとなく、ここから声が聞こえた気がした
…流石に違うか?
そう思っていたら
〈ぴょん〉
〈やっと会えたね〉
何もなかった宇宙にうっすらと人影が映った
「は、、」
〈ぴょん、俺のこと忘れた?〉
「だれ、だよお前」
〈俺の名前?俺の名前は〉
“晶”
そういって晶は宇宙空間の中から姿を消した
「しょ、う…?」
すると俺の頭の中に
“でびらび”
“小悪魔”
“VTA”
“星導 晶”
ガチャ
『あれ、小柳くん?どうしました?』
「…星導…」
『なんですか?』
「…晶」
なんとなくショウとはまた少し違う、晶と呼んでみた
すると
ピクリ
『小柳くん、』
「なに」
『こっちを見てください』
そう言われて星導の方を見ると、
変身をしていた
「は、なんでお前変身して…」
『俺のここ、見てください』
そう言って右目の宇宙を指してきた
「いいけど…な、ん」
ドサ
小柳はそのまま倒れた
『…びっくりした、なんで急に思い出したんですかね』
すると星導は自分のオトモを掴んで
『こら、また何か余計なことしましたね?』
『やめてください、せっかく小柳くんの記憶から“彼”を消したのに』
『せっかく』
【星導ショウとしテ、小柳クんの相方ニなれタノニ】
おわり
もしも「星導晶を取り込んだ宇宙の目的が小柳だったら…??」
でした
でびらびかくの楽しい…
そんじゃ対あり
コメント
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ふへ( ◜ω◝ )