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人間の堕とし方。

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人間の堕とし方。

4 - 第4話  逃げ場なんて無い

♥

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2024年06月06日

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はいはーい!

続き~!

てか巻き爪痛い…

皆んな「巻き爪」って分かる?!

何かこう、足の爪なんだけどさ、爪って普通上に(?)、真っ直ぐ生えるじゃない?

巻き爪体質だとね…爪が更に横に生えてくる訳!

え?其れが何を意味するかだって?

横の肉に食い込んでって刺さってくるの!!

クッッソ痛いの!!!

今爪入り込み過ぎて肉浮いて膿んでるんだから!

はい、グロイ話してごめん!

行ってらっしゃい!



⚠️太ドス

⚠️暴力表現





















____翌日。

ド「…んん、」

ド「ん”、」

喉が痛い。

声が上手に出なかった。

ド「太宰君、」

太「…んぇ、

ぁ、おはよ~」

ド「水が欲しいです、」

太「本当だ~声枯れてる、」

ド「……(いら、」

太「流石の魔人さんも喉までは強くないみたいだね、笑」

ド「、はァ”、?」

太「んふふ…昨日やった事、真逆覚えてない訳?」

ド「…………ぁ、」

フョードルははっとして、自分の首に触れる。

太「未だ跡残ってるね、苦しかった?」

ド「、はい…」

太(私的には其れが良いんだよな~)

太「じゃあ待ってて、水持ってくるから、」

ド「…どうも、」






太「はい只今、」

ド「有難う、御座います…」

太「?何、疑ってるのかい?」

ド「…いえ、」

太「ん、」

太宰はフョードルに水の入ったコップを差し出す。

フョードルは其れをおずおずと受け取った。

ド「…」

さっと、バレぬ様に匂いを嗅ぐ。

ド(特に匂いは無し…)

少し疑ったが、きっと大丈夫だと思い、其の儘飲んだ。

…其れが甘かった。


太「………♡」


意識がぼやける。

目の前がくるくると回り、

体は浮くようにふわふわとした感覚に陥り、

まるで催眠にかかった様な感じだった。

其処で記憶が飛んだ。




____太宰side。

「フョードル~?」

「……」

「あはは、まるでお人形さんだね」

太宰は先刻フョードルに手渡した水の中に…薬を入れていた。

其の薬は、太宰自身も正体の知らない物なのである。

ポートマフィアに忍び込んで、森の薬品棚から適当に取った薬だった。


「ぁー…」

「フョードル?」

太宰はフョードルを抱き起こす。

「フョードル、聞こえるかい~?」

「う〜…」

「あちゃ…此れ自我、理性系が飛んじゃうヤツかぁ…」

フョードルは太宰の事を認識していない様子だった。

太宰の言葉だけが空中をシャボン玉の様に漂い、其の儘消えた。

「此れ、どうせ数時間位経ったら消える効果だったよな…

此の儘虐めちゃおうかな…♡」


太宰はフョードルの首にじりじりと近付き、

かぷ、と噛んだ。

「んぅ…」

(あ、一応こんな状況でも感覚はあるんだ)

少し強めに噛む。

「ぅあ”ッ…」

「あ、痛い?御免ね~、♡」

(こうやって抵抗出来ない相手に好き勝手出来るって幸せ、)

気付けば、フョードルの首からは鮮血が溢れていた。

「跡付けるだけで良かったのに怪我させちゃったあ…まいっか、♡」

其の血を舐め取る。

「ん…うん、甘い、」

ハマるかも、と思った太宰だった。


其の後はフョードルをひたすらに犯した。



_____数時間後。

ド「…ん…」

ド「、あれ…、?」

最後の記憶があの水を飲んだ時だった。

其の後は、ずっと浮いていた様な感じだった…と思う。

朦朧としていたのだ、此の数時間。

ふと不安になり、首に触れた。

するとほろほろと、赤い何かが落ちた。

ド「…?」

其れを近くで見てみた。

ド「…血?」

いつやられたのか。

間違いない、此の空白の数時間の何処かで。

少し上に触れる。

かちゃ。

金属同士がぶつかり合う音。

首輪だった。

其の時、

ド「ん”ぁッ?!」

突然引っ張られた。

見ると、首輪に長く続くチェーンが付いていた。

太「目が覚めた?」

ド「…此れは、」

太「飼い犬の首輪?」

ド「犬…、」

太「はぁ…ねえ、君はいつ私に堕ちて呉れるのかなぁ?」

ド「何をしても無駄です、其の効果が切れれば、

こうやって元に戻るのですから、」

太「此れは私なりの「アイ」の表現だ、君だって馬鹿じゃないんだから…其れ位分かるだろう、」

ド「ッ……」

太「ほら、こっち来て?」

太宰はそう言い、ぐいっとチェーンを引く。

ド「ん”う、ッ!」

太「良いね、君に良く似合ってるよ、其の首輪、」

ド「嫌です、」

太「でも本当に手の掛かる犬だね君は、」

ド「何、です…?」

太宰はフョードルの髪を掴む。

ド「ぐッ、?」

其の儘勢いよく、

がん、と壁に叩き付けた。

ド「ぐあ”…ッ、」

虚空に鈍い音が響く。

太「…..」

太宰は黙ってフョードルを睨む。

壁には、少し血が滲んでいた。

ド「、ぅッ…」

ド(意識が…上手く、保てない…)

太「そーいえばさあ、私、」

ド「…、?」

太宰は少し溜めた後、

太「君の葬式済ませて来ちゃったんだよね~!」

ド「…、葬式、?」

太「そーう!」

フョードルはとっさに、

ド「ゴーゴリさんや、シグマさんには…」

太「嗚呼~、「家にちゃんと置いといたんだけど、逃げちゃって、

見つけた時には死んでたんだよ」って適当にあしらっておいたよ?」

ド「は…ッ、?!」

太「さて…此れでも逃げようと思うかい?」

ド「…ッ、」

太「今は君、戸籍すら無いんだからね~」

太「そんなんで、如何やって外で生きていくつもり?」

太宰は脅しを掛ける様に顔を近付けて話す。

ド「ぁ…ッ、」

其の勢いに負け、フョードルはすくんで仕舞った。

太「だから、逃げようなんて冗談でも思わないで?」

ド「…」

フョードルは怖気付いた目で太宰を見る。

太「…ふふ、怖がらせちゃったね、」

太宰はフョードルの頬を撫でる。

ド「ッ、(びく、」

太「………愛してるから」
























おかえり~っ!

さて、冒頭で書いた巻き爪の話、

もう治療済みー!

指に注射刺されて其の状況で更に注射針をぐりぐりされて、

肉切られて、ペンチ的なんで爪剥がして来た!

さて、

❤️は1000お願いしまーすっ!!!!!

人間の堕とし方。

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コメント

15

ユーザー

巻き爪怖ぇ……てか内容最高すぎ!

ユーザー

ゔぅ尊いとか苦しいとか色々な感情が混ざってるよぉ誰か助けて

ユーザー

/ 巻 爪 , な っ た 事 な ゐ … そ ん な に 痛 ゐ の か ゐ ¿

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