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亲爱的你

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亲爱的你

3 - 俺の師匠の元に来れば

2025年03月26日

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師範に買い物を頼まれ町へと出ていた。二年会えなかった若君の姿が見えると人々は皆町へと姿を現した


阿軒アーシュアン!」

志強ヂーチャン


志強ヂーチャンは僕の親友だ。幼い 頃から一生を共にしていた。志強ヂーチャンは僕より一年早く修行へと出掛けていた


「俺は経ったの三ヶ月で新たな剣術を使えるようになった。阿軒アーシュアンは何が出来るようになった? 」

「僕は…一つだけ」

「二年も通っているのに一つだけ?お前の師匠と言う者はとんだ詐欺師だな!」

「そんな程度ならとっくに俺は違うとこへ通うよ!」

「そうだ」と言わんばかりに町の人は志強ヂーチャンが言う事に深く頷きをしていた。「何の剣術だ?」と聞かれて普通は一番最初に習う筈の剣術を応えた。それがどんなに恥ずかしい事なのか僕には分からないから、たんたんと応えてしまった

「どんな師匠だ!俺に教えてみろよ」


僕は言葉を詰まらせた。


町からは笑う声や心配の声が聞こえてきた。師範を酷く馬鹿にされるのがとても嫌だった


志強ヂーチャン。」

「ん?」


「師範を悪く言うのは辞めろ。元はと言えば師範のアドバイスを生かせない僕が悪い。責めるなら僕にしろよ」

「…いや、阿軒アーシュアン、違うんだよ、俺はただ、」


「そんな気遣い、僕は嬉しくないよ。」


僕がそう言い微笑むと焦るように志強ヂーチャンは 言葉を並べた。町の人々はそれを心配そうに見詰めていた


「俺の師匠の元に来れば阿軒アーシュアンは必ず強くなれる、きっと求める物をくれるよ」

阿軒アーシュアン、強くなりたいんだろう…?毎日、言ってたじゃん」


「それに師匠は_」


志強ヂーチャンの肩に手を置いて僕は突き付けるように言葉を言った


「僕は其を求めないし、きっと師範も其を求めない。」

「今は強くなるよりも師範に認めて貰いたいんだ」


阿軒アーシュアン…… 」

志強ヂーチャン、君の師匠に認められても僕は一つも嬉しくない」

絶望するような顔をする志強ヂーチャンを前に僕は、微笑んだ

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