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『茜はずぅ〜〜っ…と!あたしと一緒だよね?』
『あたしから逃れようなんて考えない方がいいよ』
『あいつの事見るなら茜の脳みそ溶かしちゃうから。』
『茜の事は頭から足まで指先も細かな汚れも小さな傷も体液も細胞も菌まで愛してる…♡』
「…なんで、そんなに愛してるの?」
『…』
『運命だから♡』
こいつは私に依存している。
る私は茜( アカネ )、大きな精神病院で副院長を勤めているただの女
そしてこの狂ったように私の心に溶け込んでいる女はこの病院の院長
瑠乃 ( ルノ )
こんな気持ち悪いこと言ってるのに、思い愛しか誓わないのにとんでもなく頭がいい
天才って馬鹿だよね!!
そんな言葉が良く似合う彼女
精神病者、患者には真っ直ぐな視線で真剣に向き合う一面もあれば
私と二人っきりの揺るぐ視線で言葉を発してくる一面もある
たまに、二重人格を疑う
別に同性を好きになることと幼馴染の私に好意を持つことに関しては不信を持たない
それ以前にこの痛く苦しい感情を平然と扱っていることに不信感を抱く
さよならと言えば殺しにくる眼差し
愛してると言えば支配感を出してくる腕
私の思考を全て読もうとしてくる行動に嫌気がさす
肩で息をする私を、愛おしそうに見るその目が鬱陶しい
頬を両手で覆ってくるその手が喧しい
自由自在を制限するその足がうるさい
涙を出そうものなら効果音がつかんばかりに頬を赤らめて見つめる
変に独占しようとしないその行動が焦れったくて心が痛む
別に恋愛感情もないのに
逃げようとしてるのに
体は逃げようとしない
幽体離脱でもすれば私は逃げられるのかな
思考と実態を別々にすれば、私の本心はどっちについて行くのかな
実態は私の思考を離さないのかな
『茜』
あいつの声が聞こえる
あ、来る。直感的に感じた
後ろから抱きしめられる
優しく、ただ引き寄せる力は強く
押し込むようにギュッと抱きしめられる
慣れたこのハグは苦しかったはずなのに今では楽
首元にあたる鼻息が、あいつが生きていると感じてしまう
『ねぇ…』
『いつあたしを好きになってくれるの』
なってあげようか?
冗談交じりのことを言おうと口を開く
いや、言わないでおこう
「好きにならない…って言ったら?」
『んふふ、そうだなぁ♡』
何故か1回離された
…何をする気だ、?
そう思っていたら
ギュッ…
「…は、?」
『♡』
手首を力強く掴まれて抵抗できないようにされた
空いた手で謎の小瓶を少し飲み床に落とし捨てて、あいつの片手は私の頬を掴んで離さない
ちゅ、と唇の当たる感覚がした
「んぐッ、?!んッ…ぁ、…っ…!」
「ぷはッ…」
何か水のようなものを飲み込んだ気がした
酸っぱく、レモンというより梅に近い酸味
ポケットから何かを取りだしたのが見えた
カプセル薬
それを私の口に近ずけようとする
力の抜けた体を無理やり動かし、
バッ
と手を振りほどいた
「はぁッ…はぁ、…っ」
『茜力つよーい!』
『惚れちゃうなぁ?♡』
「勝手にしとけ…」
下を向いて、息をゆっくり吐いていた
私は油断してた
あいつが諦めるわけないことを忘れて
ドンッ
と押され、空いていた空のロッカーにぶつかり座り込んでしまった
その状態で抑えられ、完全に動けられなくされてた
まずい、どうにかして動かないと…!
「っ、くッ………ぁ、れ?」
体が動かない
腕すらも動かない
指を言うことを聞かない
「なんで…動かないの…」
『痺れ薬』
「?!」
『ネット通販で見つけたの、まさかほんとに効くとは思ってなかったけど』
『あぁ安心して?茜に安全確認無しで飲ませるつもり無かったし先に私が飲んで安全なこと保証済みだから』
あぁそれなら…
とはならない。まず飲ませるなよ
「やめっ、…やめろッ…!」
『おくち あーんして?』
「しない!」
『…』
『頑固な子。』
そう言いながらあいつは自分の歯で薬を挟み、空いた両手で私の口と鼻を抑えてきた
息が出来ない
こんなこと予想出来なくて、息を吸うのも忘れた
「んッ…ん゛、……!!!!」
苦しい
苦しい
苦しい
1分、1分5秒、1分10秒、1分15秒、1分20秒…
苦しくて苦しくて涙が出てきた
あいつがニヤリと笑った瞬間、手が離された
「ッは、…っ………!!」
っと大きく息を吸う
…あ、まずい…
カラッ…
口の中に薬が入ってきた
そのまままた口と鼻を抑えられ、溶けるオブラートを必死に我慢していた
漏れ出す薬の味は美味しくなくて変な味がする
本当に飲んではいけない味
匂いも鼻が塞がれていてキツイ
全部溶けたら…と考えると自然と薬を飲み込んでしまった
『飲めたね』
と頭を撫でられる
ピリピリと、痺れ薬の効果が襲う
「ぁ…あ、?」
視界が眩む
私はこれだけでわかった
睡眠薬だ。
バタッ…
『あー、疲れた』
『でもこれでやっと…』
『やっと…!』
『あたしの物なんだね…♡』
『おかえり、茜…!!♡』
目が覚めると、暗い部屋が写った
夏なのに変に肌寒くて、寒気がする。
誰かに見られている感覚がする
暗闇から誰かが来る
『ばぁ』
「うわッ?!!」
ドサッ…
あ、痛くない
痺れ薬の効果が少しだけ残っているのか、全然感覚がなかった
ベッドの上なことに今気づいた
カチッ
と電気をつけられる
休憩室だ
何気に私は始めてきた
だけど、それよりも
「ねぇ、何するつもりなの」
『何って…』
『監禁?』
「…は?」
『病院の経済的にも働いては貰うけどそれ以外はこの部屋にいてもらうからね』
『ここあたしの部屋にするし、冷蔵庫もキッチンも洗濯機もテレビも電気も充電器もお風呂もベッドもあるしいいでしょ?』
『窓は無いけど…必要ないよね?あたしだけしか見ないもんね?』
そんなに揃ってたかな…
前までキッチンとかなかったと思うけど…
IHだから火事の心配もないのか…
…いやいや、監禁することに触れないと
「監禁するって…いやだよ、私瑠乃の物じゃないもん…」
『…まだ言うんだ、それ』
「何言って…」
『あたしずぅーっと愛を伝えてなのに全然振り向いてくれない』
『茜が怖いくらい愛したのにまだ足りないの?なんで足りないの?もっと愛して欲しいの?』
『まだ愛を伝えきれてないよ、それはそうだけどさ。なんで振り向いてくれないの』
『何?ほかに好きな人がいるとでも言いたいの?』
『茜はあたしのことが好きなんだよね?』
『大好きって言ったのに好きじゃないなんて言わせないからね』
『私はね』
『茜が逃げたいって思うなら逃がすつもりだったの』
『けど茜は逃げたい?』
「…に、げ……」
逃げたい…?
あれ、なんでだろ
不思議と逃げたいという言葉がすっと出ない
逃げたいのに、逃げたかったはずなのに
どうしてこんなに逃げようと思えないの…?
『あは、ほら言えないじゃん』
『どうせ逃げたいなんて思ってないくせに』
『どうせあたしから逃げられないくせに』
『ねぇ、茜はあたしの事好きだよね?』
『茜のこと切り裂いてバラバラにして全部残さず食べたいくらい好きなのに』
『それに気づいてないなんて言わせないよ』
『ねぇ、教えてよ』
『あたしのこと好きでしょ?♡』
『ずっとずっとずっとずっとずっとずっと
ずぅぅッ………と!!』
『愛してるよね、?!!!♡』
「ぁ…え、?」
「……」
「…♡」
おかしいな。
逃げられそうにないや…
はい急に投稿しますどうも無名さんです
百合ですよ!!百合!!!
YURI!!!!()
こういう設定書いてみたかったんです…
でも!!なんか!!!満足いったけど没気味なのはなに????
ずっと投稿してなかったせいだよって思ったそこの君ぃ!!!
言い返す言葉がないです。
ごもっともです…
もっと多く投稿します…百合百合パラダイスします…
ちなみに裏設定的なのでですね
ここの「誰かに見られている感覚がする」ってところ
瑠乃ちゃんが茜ちゃんに興味を持つ人を殺めたから隣に霊安室があるっていう設定入れてました
書こうとしたけど情報量多すぎたからやめたよね(あと素直にめんどかった)(´>ω∂`)☆
あと瑠乃ちゃんが理性はちゃんとあるタイプの狂ってる人にしようとしたけど無理でした
難しすぎるんじゃよ✋( ˆ̑‵̮ˆ̑ )
はい、以上謎の裏話()
お正月にまた書けたらいいな〜ってのと年明け前にリハビリでなんか書けたらいいなと思ってます
多分リハビリは短編集詰め込む
まぁ待っててくれる人は待ってておくれよな(➰〰➰)ノ
じゃあおつにだんご〜