魔王スイミー「あかりを持ってこの魔王スイミーを叩き起こすとはよっぽど命が惜しくないようじゃ、どれ姿を見せぃ遺言ぐらいなら聞いてやろう………うん?なんじゃそこにおったのか」
勇者(ば、バレた!?まずいどうしよう!ここまで怖いなんて聞いてないよ!いや聞いてたけどここまでだなんて…)
魔王スイミー「はっはっはっは!面白い反応じゃ久しぶりに笑ったわい、うん?お主の持っておる物…パクパクバブルか、ふむその灯りだったんじゃな…それも良い大きさじゃないか!人間よそれを妾に渡せ、さすれば許してやらんこともない」
勇者「あ、どうぞ…」
魔王スイミー「ふふん素直な奴は嫌いじゃないぞ?それにしてもこのパクパクバブル…スベスベでそれに光り方も申し分ない、完璧じゃ!良くやったぞ人間よ、おおそうじゃこんな所まで来たんじゃ用がないわけがなかろう?何用でここまできたんじゃ?」
勇者「あ、実は…人間界の王から手紙を届けに来ました…こ、これです」
魔王スイミー「ふむふむ…ふ、はっはっはっは!これは面白い!人間界に攻めて来んようにとな?これは傑作じゃ!それに新しい勇者と、面白い!勇者というのは貴様か?」
勇者「う…え、ええと…ぼ、僕が勇者だ!人間界に攻めてくるなら僕が受けて立つ!だから人間界に攻め込んだりしないでね!」
魔王スイミー「はっはっはっは!妾の殺気にヒヨコの様に怯えていた貴様が勇者か!ならばその王とやらに伝えてやれ妾達は海の中に住む、陸には興味がないってな!はっはっはっは!さぁもう用はすんだじゃろう?妾はもう一眠りする、もう起こすんじゃないぞ?はっはっはっは!」
勇者(あ、穴の中に入って行った…また起こしちゃう前に早く城から出ないと…)
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