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第二話 裏切りの閃光
エリックは身を隠すため、狭い路地の陰に飛び込んだ。雨に濡れたアスファルトが足音を反響させる。だが、彼の周囲はすでに包囲されていた。
「通信が途切れたのは、内部に裏切り者がいる証拠だ…」
そう呟きながら、エリックはスマホのスクリーンに浮かぶ暗号を必死に解読する。
「仲間の誰かが敵に情報を流している…。」
突然、目の前の壁に光るレーザーサイトが照射された。
「動くな!」
声の主は、彼がかつて信頼した相棒、リアムだった。
「リアム、お前が…?」
「すまない、でもこれが任務だ。」
エリックは銃を構え、二人の間で緊張が走る。
「俺は真実を知りたいだけだ。」
「それなら、この場を離れろ。さもなければ…」
銃声が鳴り響き、戦いの火蓋が切って落とされた。