【 あなたのために 】

🇵🇼「…….ねぇ。起きてよ」

🇯🇵「…」

【 きみのために 】

第5話

«本当のきみは？»

🇵🇼「…ぁ、あ゛ぁ゛ｯ、！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

やった、やっちゃった、

手に赤い液体がついてる

ところどころ黒いところもある

🇯🇵「…」

無惨に横たわる貴方

生ぬるい液体は僕の顔や腕にびちゃびちゃ飛び散ってる

ぶちぶちと変な音を立てながらもっと多くの血と臓器がとび出てくる

🇵🇼「ぁｯ、ごめんなさｯ、」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

もうあなたはつめたくて

🇵🇼「ｯぁ、ああｯ、、、」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ぷちって虫を潰したきもち

何かが体からぽろって取れちゃったかんじ

もう戻れないような、大切なものを捨てちゃったようなかんじ

ちょっと時間が経って気づいた

僕は、国を殺しちゃったんだって

🇵🇼「ぁｯ゛、ああああああああぁぁぁｯ、」

ぷつりぷつりってなんかの糸が切れてく感じ

またひとつ何かをしちゃった罪悪感が押し寄せてくる感じ

🇵🇼「ｯぁ…….」

🇵🇼「か、くさなきゃ、」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

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気づいた時には森の中にいた

汗をダラダラかいて

ぜーはーって息切れして、

足元見て見たら真っ赤に染ってる袋があって

🇵🇼「ｯこ、れで、ないちが戻って着てくれるん、だ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

喜ばなきゃいけないのになんだか悲しさと虚しさだけが残っていくかんじ

この世界には今見えないだけで沢山の人がいるはずなのにひとりぼっちみたいな感じ

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埋めようとしたけど土が固くてあまり深く掘れなかったからやめた

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自殺に見せかけようとしたけど切り傷が多すぎてやめた

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ずるずるずるずる

綺麗に納まってた赤い袋からは変な液体がぽとぽとおちて

🇵🇼「ｯはぁｯ、はぁｯ、、」

息切れが酷くなっていくほど足に力が入らなくて

🇵🇼「ぁ、」

見つけた。お目当てのやつ

«熊出没注意»