竜胆可哀想です
食って寝てそして話すの繰り返し。俺は、1度も外には出たことがない。生まれた時から、俺は外には出ずに家の中でずっと過ごしていた。なので、学校も行ってない。だが、勉強とかは全て兄貴から教えて貰っているので、なんとかなっている。
本題だ。なぜ、俺が外を出れないのか。俺は、ずっと兄貴に守られていたから。簡単に言えば、兄貴に生まれた時からずっと監禁をされていた。その時は、俺は別に違和感はなかった。だけど、高校生になると違和感は徐々に出てき、俺は兄貴に質問をした。
「俺も外出たい」
その質問が兄貴の逆鱗に触れたのか、殴られ怒られた。兄貴はそれ以降、俺が外に出たいと言う容赦なく殴ってくるようになった。俺は、殴られるのが嫌だったのでそれ以降あの発言をしなくなった。
18歳にもなり、俺はすっかりこの生活に慣れてしまった。俺は、慣れって怖いなと思ったが、あれ以降外には出てないし兄貴以外喋ってもない。なので、日焼けもしてない。兄貴からは、肌白いや人形みたいと毎日言われていた。
俺の誕生日の日、兄貴はとても機嫌が良かった。その時の兄貴の顔は、ルンルンでニコニコしていた。そんな兄貴に俺は、「外……」と呟いてしまった。兄貴はその言葉を聞き逃さなかったのか、俺を殴ってきた。鈍い音が部屋中に響き渡る。
「兄貴っ、”、ご、め、んなさ、、”‘」
俺は涙や鼻水などてぐしゃぐしゃになった顔を、兄貴に見せ謝る。俺は、これだけじゃ許してくれないだろうと思い、不思議と体が震える。
「いいよ」
兄貴がそう言うと、俺は驚きから顔を上げた。その瞬間、俺の視界は一瞬で暗くなった。
コメント
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わぁぁぁぁぁ 投稿頻度早ッッ 神すぎますね✨ 続きが楽しみです!