テラーノベル
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止める音
部屋の空気はまだ重いままだった。
👁️🗨️はゆっくり立ち上がる。
視線はどこにも定まっていない。
ただ“音”だけを求めているような動きだった。
手が伸びる。
スピーカーか、スマホか。
とにかく、何かを埋めるために。
「……音、入れれば……」
その瞬間。
「👁️🗨️。」
Ი𐑼の声。
低く、短く、切るように。
表情は変わらない。
でも部屋の空気だけが一段締まる。
「止まれ。」
👁️🗨️の手が空中で止まる。
「……。」
呼吸だけが速い。
「今の行動は禁止だ。」
即答。
逃げ道なし。
「音で埋めようとするな。」
その一言で、全部見抜かれている。
👁️🗨️の肩が小さく揺れる。
「……でも、静かだと……」
「静かでいい。」
被せるようにᲘ𐑼が言う。
感情はないのに、揺らがない。
「お前は今、“静けさ”から逃げている。」
一拍。
「それは禁止だ。」
👁️🗨️は言葉を失う。
手はまだ宙にあるまま。
Ი𐑼は一歩近づく。
「座れ。」
「……はい。」
ゆっくりソファに戻る。
「スマホを置け。」
「はい。」
「音を出すな。」
「はい。」
命令は淡々としている。
でも確実に、行動の出口を全部塞いでいく。
Ი𐑼は変わらない表情のまま続ける。
「お前は今、“感じたくないもの”から逃げようとしている。」
「だが、それは解決ではない。」
「回避だ。」
👁️🗨️の目が揺れる。
「……どうすればいいんですか。」
小さな声。
Ი𐑼は即答する。
「ここにいろ。」
「音ではなく、自分で戻れ。」
「できるまで動くな。」
静かな命令。
でも、押しつぶすためじゃない。
止めて、落ち着かせるためのもの。
👁️🗨️は小さく息を吐く。
手はまだ少し震えている。
でも、スマホにはもう触れていない。
「……はい。」
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コメント
1件
うわあ、この静かな緊迫感、すごくいいですね。Ი𐑼の「止まれ」の一言で空気がピンと張りつめる感じが、目に浮かぶようでした。音で埋めようとする逃避を、感情を排した命令で封じる——でもそれが押しつ♡♡♡ためじゃなくて「ここにいろ」と自分で戻らせるための線引きになってるのが、Ი𐑼のこの関係性を物語ってる気がします。特殊記号のキャラクター名も世界観の設計が感じられて惹かれますね。次、どう動くんだろう…。