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1 - 1 侑 ( 治 角名

♥

197

2024年06月24日

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※エセ方言⚠

長い😭




いつからなんやろ。こんな大きな壁ができたのは

[ねぇ侑?今日一緒に朝練いける?]いつもどう

り私からのLINEで会話が始まる。

【無理、🌸といくねん】彼からいつもの様に断られ

る日常[せやね笑じゃまた体育館でね!]と送って

も未読のままの画面。いつから私たちはこんな

関係になったんやろか。前の侑なら、【〇〇!朝練

一緒に行こや!】って侑から誘ってくれたやん。

でも侑が大好きやから。愛しとるから、許すしかで

きへんのよ、?

そんな事をいつも考えながらゆっくり準備をする。

ピンポーン インターホンと共にドアが開く、すると

そこには「よっ、相変わらずブッサイクな面やな」

侑の片割れが当たり前かのように入ってきた。

『うっさいよ、ちょっとは慰めとかないんかい..』

「なんや、お求めか?」『ちょっと黙り。』

双子は幼馴染で近所やから登下校を一緒にしてた。

侑と付き合ってからは2人で行ってたけど、侑と🌸

ちゃんの様子を察して治が側におってくれる。

「…..1個いってもええか?」『なんよ?』

「もう朝練始まってんねん。」『…へ 、?』

『ちょ、なんで治早く言わんの!』

「しゃあないやんみてへんかったもん」

『北さんに殺される😱』「一芝居頼んだで」

『お昼奢りやね』「はよしいや」


別に治とはそういう関係になる気は無い。向こうが

どう思ってるかは知らんけど、少なくとも侑とはち

がう。



((すんません!/ すみません!!)

((遅れましたっっ!))

「治、〇〇、おはようさん」

((おはようございます!!))

「ちょっときい」

『…はい』コソ「おい、自分演技しろって」

『こんな状況でできるわけないやろっ』

「なんやお前ら言い訳か?」「いやちg(」

『治が、演技して北さんを騙せって..』

『でも、北さんを思うとできなくて!』

「はあッ!?自分なにしてんねん!!」「治」「は、はい」

「治だけちょっと付いてき」「…うす」



「ちょっと、治連れてかれたけど、あれは最低じゃな

い?w」死ぬんだけどって爆笑してるのは

2年の角名倫太郎。友達。同じバレー部で

双子と比べると大人しい方かもしれない。

てか当の本人の侑と🌸ちゃんはどこやねん。

『ねえ倫太郎、2人は?』「….」『..?なに..いってよ』

「…保健室。」『は、』嫌な予感しかしなかった。

男女ふたりで保健室。しかも🌸ちゃんは部員ではな

くただの侑ファン。標準語を話す子で凄く気弱な子

ファンなら大丈夫って油断したあたしが馬鹿だっ

た。

『ねぇ、今って休憩中だよね』「そうだね」

『様子見に行こうよ』「え、まじで?」

『まじ。別に私ひとりでもいいけど』

「いや、いくよ」なんだかんだ行ってくれるとこ嫌い

じゃないよ。でも少し期待してたんだ。ただの優し

さで🌸ちゃんを支えてただけだって。そう思うしか

なかったの




「、入るよ?」『..うん』

ドアの音がならないように少しずつ開けていく。

(あん っ侑くんッ ぅぁ ♡ ) 息が切れる音とぱちぱちな

る拍手のような音。ギシギシ揺れる1台のベッド


『私とは最近してくれないのに…』

そう小さく呟いた

「いこ、〇〇」

「は?」

少し声を張って私の手を引っ張った。小さく聞こえ

た侑の声も聞けないくらい涙が溢れてそれどころじ

ゃなかった。

私だけだと思ってた侑からのハグもキスも行為も全

部私だけのものだったのに、私が関西人じゃなか

ったらもっと可愛かったらこんなんじゃなかったの

に。


「大丈夫..じゃないよね」そういうと私は彼の胸に包み

込まれた。「もう部活終わっちゃったかな」『…うん』

「..治にも言って1限目まで居よ。」『うん。』

泣くことしか出来なかった。私には侑しかい

なかったから。いつもの私なら今頃凸って侑の息子

を潰すはずなのに、現実は辛かった。

ただただ倫太郎は静かに私をさすってくれていた。


「…〇〇はさ、侑のこと好き?」『当たり前やん。す

き..だいすき。』「そ…」聞いてきたのは倫太郎なのに

素っ気なく返してきた。彼も侑に切れているのだろ

うか。だとしたら、治も同じ気持ちになっちゃうん

やろうな。私のせいで。

『..そろそろ戻ろうよ』「ん、〇〇は平気?」

『もちろん!!』「…」


『もう授業始まってるね』「せやね、」自分たちのク

ラスに行くには2組を通らないといけない。まだ

侑は保健室に居るのだろうか。恐る恐る見てみる

と、そこには🌸ちゃんと喋ってる侑の姿が。

「距離ちか..」『…んね』そんなこと言ってると侑がこ

ちらを見てきてばったり目をあわせてしまった。

『あ..』いつもなら手を振ってくれたのに、彼は目を

逸らした。それに耐えきれず思わず涙が零れた。

「〇〇ッ」『へ ..?』廊下から治が走ってきて

「探したで。」もう2時限目やねんって呆れ気味に話し

かけてきた。心配して探してくれたんだ。

『ほんま侑も見習ってほしいわ』「なんや惚れたんか?」『一言余計やねん』「オッホホ」

そんな感じで授業のことなんて忘れてた。

(おい!!授業中だぞ自分ら!なにしてんねん!

どこの組や!)とうとう2組の先生が注意してきた。

皆がこっちを見てきた。案の定侑たちもみている。

『あはは〜、』

(だいたい〜〜)じじいの長い説教が始まってしまっ

た。早くしないと侑が来ちゃうかもしれない、これ

以上あのふたりの会話も聞きたくない。そう思って

目を瞑ってしまった。

「..っしょ」『….え?』「ちょ、治何してんの?」

「えお姫様抱っこ」『なんのために?』

「逃げるために」『うわぁッ』そういうと治は私を抱い

たまま走っていった。教室からは黄色い声が聞こえ

てくる。

「ちょ、待てや治!」焦ったように倫太郎も走る姿が

見えた。侑はどう思ったんやろ。怒ってるかな。

でも今は2人に任せていたい気分だった。



「そろそろええか。」『…/ 』「何照れてんねん」

『うっさいわ、雰囲気崩すなや』

「はぁ..治お前はやい」「すまん」


「どないしよか」『もう別れちゃおうかな』

「〇〇はそれでいいの?」倫太郎のその言葉に私は迷

った。いつも自分より🌸ちゃんを優先されて

知らないところでやることやっててなのに

まだ好きで、もしかしたらって思ってる自分がいた

『まだ好き…大好きやねん。』「…うん」

『もしかしたら事情があったんかもしいひんし』

『勘違いかもしれない「やったらさ」

治に話を遮られてしまった。心做しか顔が少し火照

ってるように見えた。

「そんな思いするくらいならくそツムなんか辞めて

俺らにしとき」ってまっすぐな瞳でこちらに言ってき

た。今まで友達と思ってた人達がそんな侑の身勝手

な行動でこんな簡単に崩れてしまうことがショック

で同時にふたりがずっと私のことを思ってくれてい

た事が嬉しくて涙が止まらなかった。

『二股じゃん..笑』「なに、多夫一妻じゃん」

『なにそれ笑』「とりあえず、俺らはずっとそばにお

るから安心し」そう言ってくれてとても支えになった

し頼もしかった。そのあとも雑談をしてたらいつの

間にか時間が経っていてチャイムがなった。

『そろそろ戻ろ』

教室に戻る時の目線がすごく怖かったけどそこに侑

の姿はなかった。

『私ちょっと××に教科書借りてくる!!』

「ん、気をつけや」『ありがと、治』

「俺もいくよ」『えぇ…ええよ別に..』

「だめ、ほら..いくよ」『うん、じゃ治すぐ行ってくるね!』倫太郎と一緒に隣のクラスの××に教科書を借りに行った。



『ありがとね、倫太郎』「別に」素っ気なく答える彼だけど、見つめてくる目はどこか優しい目をしていた。

「てか治「お前のせいやろが ッ”」


((え?))


目の前に広がってたのはいつもとはちょっと違う嫌

な予感しかしないあの双子の喧嘩。

いつもみたいに野次馬がいるけど、なんだかんだこ

っちも見てきている。

「おい、侑も治もやめや!」銀も必死になって止めて

いる。「ねえ、侑いい加減に(ゃ…やめてください!)


倫太郎が止めにいったその時だった。


「さ…🌸?」(こ…これ以上侑くんを殴らないでくださ

い!)「あ?’自分なにいってんねん」

双子の喧嘩を止めに入ったのは🌸ちゃんだった。

純粋ゆえ危なっかしい行動に出るから侑はほっとけ

ないんだろうなって改めて感じた。

(ゃ…え、と )「🌸やったか?自分」(は..はぃ。)

だいぶ切れてる治と怯えてる🌸ちゃんが何や話している。

後ろには私の事に気づいたのか目の前のことから背

ける侑の姿があった。どうも自分は体を動かすこと

ができなかった。怖くて動くことが出来ない。

「なんやツムもう新しい女できたんか?しかもファン

て」「….うっさいわ、」否定しいひんのや。

今泣いたら負け。相手に泣き顔を見てからなくんや


「だから..部外者が入ってくんなや、このやかまし豚

が」 (きゃ ッ )「ちょ、治やりすぎ..」

しらを切らした治がとうとう🌸ちゃんを押してし

まった

(ぁ…いや..、ごめなさっ )「泣いてんちゃうぞっ!

泣きたいんは〇〇の方やろがい ッ 」

やっぱ治には叶わへん。いつも私の味方でいてくれ

て言いたいことをはっきり言ってくれる。私に希望

をいつも持たせてくれる。でも、それだけじゃあか

んのも知ってる。じゃないと今回みたいにまた..


「おいサム、女に手出すなや」

「お前が言うなや、お前も彼女でもない女守る

ダサい男になったなあ?」

「なんやて..?」その時侑はみぞおちを殴ろうとしてい

たのが見えた。そんなことしたら治はどうなるの?

そんなこと考える暇もなく私はただ走ってた。


ドゴッ『ゔっ』

((((?!?))))

「は…、〇〇?」「おい〇〇!」

『…ぃった、なに急所狙ってんねん。おもんないぞ

侑』

「あ?なんやねん自分..」『…ねえ治平気?痛くな

い?』「俺は..平気や、〇〇お前口切れてるやん..!」

『…ぁ、へへ本当だ。』「..〇〇..」

『ねえ侑なんでこうなってるん?』「それは..!」

『..ん?笑』「…なんでサムにお姫様抱っこなんかさ

れてたんや、そら彼氏やもん。嫉妬するやろ!!」

どの口が言ってんねんって言いたかった。1発決めて

やりたいくらい。


「なんか言ったらどうなんや、」

『…..』


「..はっ、自分も浮気しとるやん。お互い様で終わり

にしてやってもえ(

気づいたら侑の頬を叩いてしまっていた。


「なにすんねんお前、」『何すんねんちゃうやろが』

「なんや逆ギレかいな?」『あんたこそ何言うてんね

ん。わたし知ってんで?侑』

「なんやねんはっきり言えよ」

『あんたら2人今日朝練のときどこいたんや』


その瞬間侑も🌸ちゃんも顔が引きつってて

冷や汗が出ているのがわかった。

「なんの話やねん、そもそもお前だってサムと『今治

関係ないやろ。保健室で2人っきりで裸で何してたん

かきいてんねん!』

周りがしんと静まり返ったのがわかる。🌸ちゃんは

顔を赤らめていて侑顔を真っ青にしていた。


『なんか言ったらどうなん?』

「なんで知ってんねん…」『なんや開き直って』「…」

『あたしに冷めてるんやったら始めから言ってくれ

てもええやん。』「別に冷めてなんかあらへん..!!」


必死に訴える侑の話なんかもう半分も聞こえなかっ

た。

(ぇ、侑くん..もう私しか好きじゃないって言ってく

れたのに..) 「なにいってんねん自分…!」

『情けないで侑、いい加減にしてよ』


「..黙って聞いてたらなんやねん自分..」

『..なに、』

「浮気って決めつけてくんなや、さっきから彼氏に向

かって言ってくる言葉じゃないやろ」

『今更彼氏ズラしないでよ、』

「あ?なんやねんお前。彼氏じゃなかったらお前も俺

の彼女じゃないわ。ほんまうっとおし….、〇〇?」


『あれ…なんでよ、泣きたくなかったのに…』

もう侑には期待なんてしてなかったはずなのに。

彼女じゃないって手放された瞬間に溢れてくる涙を

止めることができなかった。

「〇〇…」『いや..こないでよ、』「…すまんかった、俺が悪かったから..だから!」「ツム」

その瞬間に私の視界が真っ暗になった。侑と同じ匂

い。落ち着く匂いだった。

『治….?』「お前いい加減にせえや、こいつかあいつ

かどっちかにしろや」「何言うてんねん、俺はずっと

〇〇しかっ」

『も…むり 。 』「…え?」

『お願い、侑…別れよう、わたしたち。』


「は?..いやや、絶対いややもん。おれ、俺〇〇おら

な何も出来へんし、バレーも何もかもやる気おきへ

んよ。」『そんなんしらんよ、それにもう🌸ちゃんも

居るし平気でしょ?』

「いやや..!たのむ、頼むから..もう1回だけチャンス

くれや..、なあ〇〇。」 その目やめてよ。私がその目

で見られるの弱いって知ってるくせに、侑はほんま

性格が悪い。


「男がダサいねんツム。お前なんかに〇〇任せたのが

間違いやったわ、もう〇〇は俺らのやから」

「は…?!ちょ、まてやサム!!」

行くで角名といってわたしも抱えて治は消えていっ

た。その瞬間私は安心したのか寝てしまっていた。




「じゃーん!見てや〇〇!おれとお前だけどペアリン

グや!」『えぇー気が早くない?笑』

「黙って受け取らんかいっ!」『笑笑』

「…ずっと一緒におってな。それで、俺がバレー1本

でお前を養えるくらい強くなったら今度はこんなで

っかいダイヤの指輪買うたる!!」

『んー、でっかいのは恥ずかしいなあ』

「なんやて!?」



あの頃は楽しかった。きっとまだ🌸ちゃんと出会っ

てないころの侑。私一筋でいつも一緒だったのに。


「今日も🌸とやったわ。」


「ほんま🌸のお陰で部活捗るわあ」


「俺には🌸しかおらんな笑」


「🌸とは何もあらへんで」


「🌸のことあんま悪くいうなや」


「なんかお前最近おかしいで、🌸が可哀想やん」


何でもかんでも🌸ちゃん優先。注意したらしたで私

が悪いことになって、だからわたしも侑に期待しな

くなっていた。しなかったせいでこんな大事になっ

てたのかな。


コツッ

『い”っだ ..』「おはようさん」『…治か、』

「なんやその反応、」『ここ..保健室?』

「そうだよ。〇〇怪我してたし辛そうだったから。」

『そっか..ありがとう。治、倫太郎』

「こんなんお易い御用や。」



「ねえ〇〇」『なあに?倫太郎。』

「….絶対侑みたいなことしないって誓うし、あんなや

つ忘れさせるほど尽くすからさ、俺らと..付き合って

欲しい。」

だめ?と膝まづいたまま上目遣いしてくる倫太郎と

じっと真っ直ぐ見つめてくる治がいる。


ほんとに信じていいのだろうか。また同じことの繰

り返しなんじゃないか。要らんことばっか浮かんで

きてしまう。でも、このままずっと引きずってたら

同じことの繰り返しだと思った。



『…いいよ。』


「え?」


『…ちゃんと忘れさせてくれるって誓うなら、

 喜んで。』


((まじ、?))


『まじ!笑』


「まじ嬉しい」「あかん俺泣きそうやわ」

『んへへ、』


「てことはもう手加減しなくてええよね」

『え?倫太郎…?』「せやなあ角名」

「大丈夫鍵閉めてあるよ」『ぁ、/ 』

「痛くせえへんから….」『ぜったい…?』

「もちろん」


『じゃあ、ふたりでいっぱいにしてね、』



「煽りも程々にしてね。」


「あかんわ、優しく出来へん。」








「….なあ〇〇、おれ絶対諦めへんから。」


「力ずくでも奪い取るで」





fin ?? 



投稿遅くなりすぎてすいません。ほんとに。

次も遅くなるかもですが、よろしくお願いします。



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