テラーノベル
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日向 は…?
目を開けるとそこは狭く、暗い牢屋のようなところ。
日向 どこ、ここ…?
薄暗くて、怖い。
遠くからコツコツと足音が聞こえる。
陽翔 あ、起きたの?おはよ!
日向 ど、どういうことっ?こ、ここ…どこなの…?
陽翔 ………、どこだと思う?
日向 し、知らないよ、教えてよ…っ、
日向は少し涙を流す。
陽翔はその涙を自分の右手で擦り取る。日向はピクッと動き、離れようとする。
陽翔 泣かないで、日向。
ここはね、俺たちだけの部屋。
日向 …?どういうこと…?
陽翔 ここなら誰にも邪魔されない、ねぇ、永遠にここで暮らそ…?
日向 な、なんで?どうしたの、陽翔…!おかしいよ、
陽翔 ううん、おかしくないよ。これが俺。で、返事は?
日向 や、やだ。こんなの陽翔じゃないよ、みんなに会いたい、帰りたい…、ねぇ、出してよ…っ!
陽翔 みんなに会いたいの…?、
日向 そうだよ…!
陽翔 そんなの、俺が許さないよ。ね、これ見て?
見せてきたのは、大きな画面に友人が血を流して倒れている姿。
日向 な、なにこれ…っ 泣
陽翔 誰だか分かるよね〜?もぅ帰る理由なんてないでしょ?
こんなの友達なんかじゃないよ、いままでのはなんだったの?いまの俺にはもう知人は陽翔しかいない、でもそんな彼はいま信用してはいけない人物。
陽翔 ね?もう理由なんてない。俺に縋ってなよ、永遠に。日向にはもう俺しかいないんだから…さ…、
日向 ね…、俺はさ、陽翔を信用していいの?
陽翔 …………。
日向 信用したくないよ、今の陽翔は大嫌いだよ。
陽翔 …。こんなに頑張ったのに、なにがいけなかった?俺…。日向の理想の人にはなれなかった?日向さ…、前いってたよね。クラスの女の子たちが日向に好きな子を聞いたとき一途で大事にしてくれる人がすきって、俺、日向のこと、凄く大事にしてるし、日向に一途だよ?理想じゃないの?この俺が…
日向 ありがとう、でも違う。他の人を巻き込まないで…、いままでの陽翔は大好きだったよ?優しくて、大事にしてくれて…理想の人だった。でもいまの陽翔は?理想なんて掛け離れてるよ。もう離れて。
陽翔 そっか…じゃ、一緒に死のう?いま、お互い生きる意味なんてない。日向は全てを失った。俺も、もうこんなことしたあとじゃ、日向に嫌われちゃったし…。
日向 いいよ、それで。でも…最後に言わせて…。ずっと好きだったよ、来世では…また出会って、幸せになろう。さようなら、陽翔。
陽翔 俺も…愛してる。また来世…♡
グサッ
激しい音。
日向、ごめんね、最後まで最悪な男で。
陽翔 ごめんね…?日向。愛してるよ。
日向 …………。
もう聞こえないか…。
グサッ
自分の腹にも鋭い刃を刺す。
コレが痛み…。
晴明 うぅ〜!おはよう、世界!(?)今日も頑張ろ〜!
学校
先生 今日は転校生が来るぞ~!
生徒1 女のこがいいな〜!
先生 入れ〜
ガラガラッ
陽菜 はじめまして、俺、陽菜っていいます。お願いしますッ
生徒2 男の子か〜、でもかわいいな!
先生 陽菜は晴明の隣な!
陽菜 はいっ
コツコツッ
陽菜 宜しくね、晴明さん!
晴明 宜しく、陽菜さん。
晴明、陽菜 (この人、会ったことあるような…?気のせいか)
みんなが幸せになることなんてできないんだ。一人が幸せになったら一人は不幸になる。なんでだろうね?一人の行動で世界は大きく変わるんだ。そして、また新たなセカイへと歩み出す………。
一人の思い通りにはいかないのだよ。
可哀想ね。
本当に 笑
まだセカイを変えようとする人はだぁれ?
知らないところで知らない人が知らないうちに不幸になる。
セカイはまだ知らないことだらけだ。
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