最低でありますように。
そう願った。
「僕はずっと最低でありたいと
開き直った悪役で痛い奴でいたいんだ
だから人に迷惑にならないように
ひっそりと消えていきたいんだ。」
そんな、そんな脳ミソが足りてない奴の話を
貴方にしてあげる。
午前4時朝に近く、日は昇り始めていた。
彼は中学生。まだ一年だけどももう、仲間外れ
彼はずっと起きていた。
体が起きないけど無理やり起きて泣きながら
準備をした。
誰も起きていない朝が嫌いで寂しくて苦痛で
でもそれすら癒しのようだった。
きらいなコーヒーを空っぽのココロにいれて
目が覚めるような感覚を感じる。
やっていない宿題を出して、シャーペンを
とりだす。
ここの問題が分からない…でも書く
ここはどうすれば早くできるの?…知らない。
だって母も姉も父も僕に期待なんてしていない
興味すら持っていないし、教えるだけ無駄だと
分かっていて、話しても結局は教科書を見ろ
しか言わない。
けれど、テストの点が悪ければ頭ごなしに怒る
まぁ当然だ。そうだそうなんだ、だから…
姉のアラームがなる。うるさい音で僕の思考は
かき消される。
学校に行こう…。
はたっと玄関のドアを閉める。
母達が起きないように
家を出ると燦々と注ぐ日光の光が僕に当たる。
もう、夏だ。
ボソッとつぶやき集団登校の群れをくぐり抜け僕の制服と同じ生徒達と登校する。
ふっと僕の横を通る女子達。
また、聞こえる
ねねっ見て、前髪ダサくね…?
うわっ、本当だ。てか格好さ他と同じ
なのにキモくね?
…。いつも聞こえるように嫌味をいってくる女子
貴方達は悪口を言っている事の方ががダサいと
思いませんか?
格好キモくね女子さん。
貴方の目は腐っているのでしょうか?
腐るのはその性格で十分ですが…?
貴方と同じ小学校、幼稚園。
過ごして来ましたが全く言いませんでしたが
その点はどうなんですか?
陰キャに言うウチら格好いいとか?
頭トチ狂っていますでしょうか?
…。僕も対して変わらないな。
だから毎回続くんでしょうけど。
キッパリ言えない方が小心者で弱いだろうけど
言えたらもう、とっくの昔に言えてんだよ。
朝から気持ち悪くなった。
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