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久しぶりのオフに俺はテンションが上がっていた。一日まるっとオフとか!やば!マネージャーさんありがとう!!
これ俺だけじゃなくてメンバー全員なのよ!
何かの調整じゃない?って仁人が言ってた
「勇人!ここ!」
手を振りながら誘導してくる仁人の声にビクっとして駐車する
何で車内なのに仁人の声聞こえるんだろう?
大声でもないのに…普段から仁人の声聞いてるからかなぁ?わからん
おはよーって言うと
しんどいわぁー、あ、おはよって返ってきた。
せっかくもらったオフ!遊びに行きたくてメンバー全員誘ったんだけど…
柔太朗は「次の服もうちょいで出来そうだからやめとく」って、オフなのに仕事する
大智は「やだよーどうせカメラまわすやん?!」って、動画めんどいアピールするし
舜太は「ごめんなさい!台本覚えきらんくて!」
オフって何?!大智以外仕事してんじゃん?!
皆忙しいみたいで…
てか、俺の方が忙しいよな?
え?何あいつら!
結局、多分だけど、一番忙しいであろうリーダーだけが来てくれた
この二人こそ多忙コンビすぎん??
はい!って渡されたのはコーヒー
ありがとうとお礼を言って受け取ると普通に助手席に乗ってきた
「えっ?!本当にカメラ無いじゃん!マイクも無いよ?えつ?!」
驚いた様子の彼に今日はプライベートだからねどこ行きたい?って聞いたんだけど
「えーマジで?!えー?えー!!」
めちゃくちゃ楽しそうな声が聞こえる
左横にキラッキラした顔があるのを予想して正面だけを見て運転に集中した
今、左を見たら事故る気がして
「でー?とりあえず高速向かってるけど仁ちゃんは行きたい所あるー?」
聞いてみたけど、俺は連れて行きたい所あるから仁人が何言っても無駄なんだけど
少しニヤってしたら仁人が形の良い唇を開いてダッシュボードに前のめりで言った
「これって静岡とか愛知に向かってる?」
東名だからねって素っ気なく返した
「じゃ!岡崎行けるじゃん!行こうよ!佐野くん!!」
わー!わーい!ってきゃっきゃしてるのは可愛い本当に可愛い
思わず声出して笑った。
「でも岡崎でどこ行く?」
インターを降りて下道に入る
「名所とか回ったり?」
初めての地にワクワクしてる仁人を他所にナビを見た
やっぱり混んでるよなぁ……
集合時間もうちょい早くしたらよかったかぁー
もう15時だしなぁ
「なんか渋滞してるね?」
同じくナビを見た仁人がこちらを見る
「あ!そーだわ、今日祭あるわー!だから混んでんだなー!せっかくだし祭見てく?」
「え!いいね!みたいみたい!何のお祭り?」
なんだか嬉しそうな仁人を見ながら地元民しか知らない駐車場に車を停める
「仁人ごめん、ちょっと歩くよ?」
「お祭りってなんのお祭りなの?おいでんって書いてあるけど?」
「お越しくださいって意味だけど何の祭かは知らない」
そういえば何のお祭りなんだろう?花火がすごいとしか思ってなかったわ。
金髪がさらりと揺れて少し早歩きになった
「わたあめ食べたい!」
自分の顔の3倍くらいのわたあめを持って俺の元に来る仁人。
「んっ!あまっ!おいしっ!」
思わず写メ撮ってしまった
「ちょっと!なに!やめてもーう!」
言葉とは逆でニコニコしながら次どこに行こうかチラチラしてる仁人
「あーもう!何で浴衣着せなかったかな?!俺のバカー!」
いつもの仁ちゃんカワイイよー!ってノリでいじろうとしてみたら
天使みたいな笑顔でわたあめを一口俺の前に差し出す。
これを食べたらきっと運命が決まるんだって、なぜか思った。
キレイな顔が少し傾いて下がり眉で俺を覗き込む。
やめなさいよ、その、ん?っていう小鳥口
小鳥さんにわたあめもらった……
甘すぎて甘すぎて仁人みたい
喉が渇いた。
「イカ焼き食べたい!勇人はいる?」
何こんな仁人知らない…ご機嫌すぎる……
あと、なんか顔ピンクいぞ…熱あるとかないよな?季節の変わり目だし…体弱いから…俺がちゃんとみとかんと…
「俺お祭りとか行ってみたかったのよー」
にこやかに上目遣いで俺の顔見ながら仁人と横に並んで歩いて
なんか嬉しかった
「仁人お祭り行かん派なの?」
言った瞬間にやらかしたと思った
お祭りは小さい頃から芸能をしていた仁人にとってはステージで、楽しむ所では無いんだった
どうしよう
少し俯いてすぐに顔上げた仁人は全く気にしてないみたいで
「勇人!あっちの方が人少なくてキレイに花火観れるとこあるって!イカ焼き屋さんが教えてくれたよー?行こう!」
仁人はイカ焼き屋さんに小さくお辞儀をして多分無意識なんだろうけど俺の手を引いて歩いた
「ここら辺らしい!」
離された手がなんだか寂しくて横顔を見つめた
大きな音が鳴った
花火が始まり、夜空を見る仁人
左手を胸に当ててたまにこちらを向いて笑う
かわいいなぁ
「すごいねぇー!佐野くんとこのお祭り!花火もだけど、お神輿もすごかったねぇ」
笑顔でこっち見るな!ふわふわな金髪に触りたくなる!
あーでもまじで浴衣じゃなくて良かった!
浴衣だったら俺死んでるわ。
好きだなぁーほっぺにちゅーしたい!
でもちゅーしたらこの笑顔無くなっちゃうかなぁ?
俺の考えなんて全く予想もしてない仁人が
「わ!これラスト?クライマックスなんじゃない?!すごーい!!」
わー!わーい!って空を見る
えぇーもう本当に可愛いんだけど…
花火が上がる度にキレイな横顔が見えてすぐに見えなくなる
本当にクライマックスだ……ずっと仁人の顔が見える
明るい
俺は花火じゃなくて花火を見ている仁人を見ていた
好き
柔らかい仁人の頬にキスをしていた
花火の音がうるさいくらいに鳴って金色の花火が垂れ落ちていた
仁人がこっちを向く
何が起こったのか分からない表情で
大きな目をまんまるにして俺を見ている
花火は終わり
人々が流れていく
俺たちだけ時が止まったみたいに動かなかった
先に口を開いたのは俺で、道混むから帰るよ、だったかな?
多分そんなことを言って、仁人はうんって言って車に乗った
気まずい…本当に気まずい……俺やらかした!
車を出すと既にナビは真っ赤
そりゃ混んでるわ!渋滞かぁーおいでんだし!
仁人何も喋らんけど怒ってる?いつものおふざけでは無いのは雰囲気でバレてるだろうし……
左見るの怖!!
勇気出せ!おれ!
「高速乗る前に飲み物とか買っとくよね?コンビニ寄るわ」
チラッと助手席を見た
見てはいけなかった
左手で頬杖をついて耳まで真っ赤な仁人が小さく「うん」って言った
コンビニで飲み物と少しお菓子を買った
あまり記憶は無い
車に乗り込もうとした仁人の手首を掴んでいた
咄嗟に、もう本当に咄嗟にだった
白い…柔らかい…
出たよ、まんまるおめめで見るなよ
あーもう好き!抱きしめたい!
俺は何も言えなくてなんで仁人の手いきなり掴んだんだろうってくらいの咄嗟の行動に自分が理解できてなかった
あれ?ここからどうしよう?
ふわっと良い香りがした
仁人が俺の胸におでこつけてる
「これで合ってる?」
って上目遣いの仁人の声でやっとフリーズから解けた
すぐにぎゅってしてピンクの頬と赤い唇にキスをした
「えぇと?好きです」
自分でも引くくらい普通に言って少しだけ抱きしめた指に力が入った
「知ってるよ」
そのキレイな人は何とも言えない顔の笑顔で抱きしめ返してきた
ゆっくり体を離すと小首を傾げ小鳥口してるやつがおった。
俺めちゃくちゃ緊張してたんだけど?
その顔見たら笑っちゃって、可愛いすぎて、ちゅーしちゃった
ごめん仁人多分一生離せないかも
コメント
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恥ずかしい
ちょっとコメントってどうしたらいいのか
ありがとうございます