こちらはirxsのnmmn作品になります
ご本人様には全く関係ございません
全て筆者の妄想です
グロ要素、BL要素、キャラ崩壊有り
水赤(微赤水)
マフィアパロのようなもの 長め
気付いたらフォロワー20人いってました
ありがとうございます
ここまで大丈夫な方のみどうぞ
『グラーブ』
ダイスを潰す為だけに結成された組織
構成員は皆ダイスに何らかの恨みが有る
どれ程の規模なのか、誰がボスなのかは不明
しかし相当大規模であると言われている
最近本格的に動き始めた組織であり、今回ダイスが潰した組織はダイスの実力を確認する為の囮の様なモノだった
此の組織について分かっている事は少ない
只一つ言えることは
「彼らは本気でダイスを潰そうとしてる」
「…ふーん」
空色の目を光らせそう語ったホトケ
「其れ、嘘じゃないよね?」
リウラはそんな彼を厳しく見詰める
「勿論本当ですッ!!!♥️」
「一々語尾にハート付けんの腹立つからやめて」
「すみませんッ!!!」
「従順過ぎて逆にキモい」
「ありがとうございますッ!!!」
「今の何処に感謝する要素あったん???」
リウラとホトケの会話にドン引くイフ
何故なのか、ホトケに出会ってからリウラのSっ気が増している様に感じるのだ
ホトケのMに影響されたのか
「んで?知ってる事はこれだけ?」
「あ、後グラーブのアジトの場所を知ってます!!!言います!!!」
「…」
マジでコイツ不自然な程従順だな
「其処にそのグラーブとやらが居るのね?」
「そうですそうです!!!」
「出来ればビックリマークも外して」
「分かりました」
「お前ちょっと怖い」
「ありがとうございます」
「だから今の何処に(略)」
ホトケが言っている事が嘘ではないなら、後は其処に行って殲滅して終了である
嘘ではないなら(重要)
「本当に嘘じゃないよね?」
リウラが真っ正面からホトケに圧をかける
大体の捕虜はここでビビって正直に話すのだが
「嘘じゃないです…♥️ほんとです…♥️」
「おいハート再発してんぞ」
相手が悪すぎる
睨んだとて喜ぶだけのホトケを益々冷たい目で見るリウラ
「大丈夫かリウラ」
「大丈夫だと思う?」
「思わん」
盛大に溜め息をついたリウラはイフにこう言った
「多分コイツ俺がやっても喜ぶだけだから、まろよろしくね」
「え、だる」
「あ゛?」
「すみませんやります」
こういう時のリウラは相当疲れている
なので結局イフがホトケを相手する事になったのだが
「…で、お前が話した情報、嘘じゃないんよな?」
「はーいうそじゃないでぇーす」
「殺すぞ」
リウラへの対応と俺への対応の差エグすぎやろという突っ込みは一旦飲み込み、再び尋問を開始する
「んじゃあ、今自分がどんな情報言ってたか全部言え」
もしデタラメを言っていた場合、スラスラと言い直しは出来ない筈だ
「えーっと…」
スラスラと先ほどの情報を述べるホトケ
適当にデタラメ言っていた訳では無さそう
「ん、大丈夫そうやな」
「ねぇもう良いでしょ?全部本当なんだから尋問なんてやめよーよぉ。僕早くあの人に会いたいんだけど」
「お前その舐めた口永遠に塞いでやってもええんやで」
「きゃーこわーい」
馬鹿にしたように笑いながら棒読みでそう言うホトケ
「あと先刻からずっと思ってたんやけど、何なんその舐めた言葉遣いは」
「え?何か気に食わない事でも有るんですか?」
「なんでリウラには敬語使ってんねん。リウラに使うなら俺にも使えや」
「アンタとあの人が同じ位にいる訳無いじゃん。頭湧いてんの?」
「お前に言われんのはマジで意味わからん。」
「そういえば名前何?ずっとアンタって呼ぶのも失礼だしさ」
「それ以上に失礼な事あるやろ…。オレはイフっつー名前」
「さっきまろって呼ばれてなかった?頭悪そうな名前だからお似合いだと思ったんだけど」
「お前ほんっっっと失礼やな」
「尋問終わった?」
「終わった。ついでに俺の喉も死んだ」
「凄かったよ。成人済みの男二人がガキみたいな言い争いしてる声こっちまで聞こえてくるんだもん」
「もうアイツマジで死ね」
取り敢えず情報が正しい事は分かったそう
「…んで、もう君に用は無いから自由に出てって良いよ」
「此処で働かせてください!!!」
「話通じねぇなコイツ」
某ジ●リ映画の有名な台詞を言うホトケを冷たい声で遮るイフ
「だから!!!もう用は無いから!!!出てけ!!!」
「ねぇぇお願いですぅぅぅ」
リウラの足にしがみついて懇願するホトケ
「ダイスって裏社会のトップに立ってる割には意外と構成員の人数少ないんですよね?なら僕下っ端でも何でも良いので貢献したいです!!!ダイスに!!!貴方に!!!」
「…いやでも」
「ダメですか…?」
きゅるきゅると効果音が付きそうな程目を潤ませリウラを上目遣いで見詰めるホトケ
「…っ…」
顔だけは良いなコイツなんてどうでも良い事を考えながらリウラは呆れた目をする
「…リウラもしかして絆されとる?」
「んな訳。あぁもう面倒臭い…」
「どうする?ショウの所送っとく?」
「いや、其れは流石に可哀想」
「お願いしますぅぅっ!!!」
基本的に情報を正直に話した捕虜は解放されるのだ
しかし捕虜から働きたいと懇願してくるパターンはイレギュラー過ぎる
「(どうしたものか…)」
確かに今のダイスの構成員の人数が少ないのは事実なのである
其れにおそらくホトケは結構使える人材ではあるのだろう
でも
「(100%裏切らないとは限らないんだよなぁ…)」
この忠誠心(?)丸出しの顔の裏では…なんて事も十分有り得る
さて、どうしたものか
「…あ、」
「ん?まろどうした?」
「ないこからメール。今すぐ来いって」
「ないふの個人メール?」
「そうやわ。行ってきてええ?」
「…まぁ良いよ。俺だけでも多分大丈夫だから」
「それ貴方と二人きりになれるって事ですか!?」
「お前一々興奮すんなや!!この頭ハッピーセット野郎!!」
「はぁ゛!?うるさ(
「うるせぇお前ら。まろ早く行ってこい」
「…うい」
イフが急用でいなくなり二人きりになったリウラとホトケ
「はぁ…どうしてそんなウチで働きたいのさ…」
「そりゃぁ貴方に一目惚れしたからですよ!!!」
「…きっしょ」
「ありがとうございますッ!!!馬車馬の如く働きます!!!」
「まだ良いって言ってねぇよ」
コイツの相手をするのは本当に疲れる
「(しかも何なんだよ一目惚れって…)」
「(…)」
「(一目惚れ…)」
「なんか耳赤くなってません!?」
「…うるせぇ。眼科行け」
「え、ちょっと照れてる!!!え、可愛い!!!」
「うるさい!!なんでお前そんな声高けぇんだよ!!」
あと照れてねぇから!!
そう口にしようとした時
ギィッ…
遮る様に拷問部屋の扉が開いた
拷問部屋に入ってきた長髪の男
男の左手に握られた銃を見てリウラは目を細める
「…アンタ誰」
「…」
リウラが冷たく尋ねても男は何も言わない
先程まで五月蝿く声が響いていた部屋は、酷くしんとしている
睨み合うリウラと長髪の男
ぱぁん
男が手に持っていた銃を撃った
「っ…!?」
間一髪で避けたリウラ
「…はっw噂には聞いとったけど流石や」
男はニヤリと黒い笑みを浮かべる
「後ろの男は誰か知らんけど…お前がダイスのボスやな?リウラ・ロードナイト」
「…そうだけど。何?」
「裏社会のトップの組織、どんなもんか思っとったけど案外大したこと無いな」
「…ホトケ、後ろ下がるかどっか隠れるかしてて」
リウラはこそりとホトケに囁く
「っ…あの人誰なんですかっ…?」
「分からないけど危ないのは変わんないから。そんな事より早く 」
「お喋りしとるとこ悪いけど、お相手してもらえん?」
片手で銃を弄びながらそう呼び掛ける男
「…やるしかなさそーだね」
かちゃり、と銃を取り出すリウラ
「(…何、何なのこれ…!?)」
内心大パニックのホトケを置き去りに
命のやり取りが始まろうとしていた
不穏ですね
文才が欲しいです
次回:ホトケ死す
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