私はずっと独りだった。
助けてくれる人も、守ってくれる人もいなかった。
自分について、何度も悩んだ記憶がある。
「私はみんなと違うんだ」
いじめこそ起きなかったものの、私は避けられるようになった。
これが私の孤独の始まり。
孤立する前の生活はとても素晴らしいものだった。
仲間もいれば、家族もいる。
そう、私は今や家族にすら忌み嫌われる存在になっていたのだ。
(私について、誰も理解してくれない。)
私はいつしか、そう感じるようになった。
そこで、体にとある変化が起きた。
なんと、体の一部が黒く濁っていたのだ。
私の永遠の孤独を表すかのように現れたそれは、成長と共に広がっていった。
そう、それはまさに、私の、、、。
“プライドの象徴”
独りが嫌で、周りも独りになってしまえばいい。
「自分だけ孤独なんて嫌だ。」
私の、小さな小さなプライドだった。
でも、ブラックホールのように全てを飲み込むそれは、決して私を呑み込んではくれなかった。
いっそ、自分ごと消えてしまいたい。
それを、私の小さな小さなプライドは拒んだのだ。
終わることも許されない、助けてくれる人がいない世界はとても苦痛だった。
段々広がっていく黒く濁ったそれは、やがて首、腹部、太ももにまで広がった。
「私は人間で無くなってしまうかもしれない」
いつか、この小さなプライドに呑み込まれてしまうのではないか。
そう考えるようになってからは、夜眠れなかったのを覚えている____
コメント
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語彙力ぱねぇっす