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※出水公平の夢小説です
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ
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〔夢ちゃんはなんであの日警戒区域に?〕
太刀川さんの声は穏やかだった。だけど、どう話せばいいのか分からなくて言葉が詰まる。
『ゆっくりでいいよ。怖かっただろ?』
その言葉で少し気持ちが軽くなる。
「...あの日、警戒区域に小さな子が入ろうとしてるのを見かけたんです。その子を連れ戻すくらいなら大丈夫だろうって思っちゃって、そしたらゲートが開いて、ネイバーが...」
〔なるほど、勇気あるな〜君〕
「前にも似たようなことがあって、守れなかった子がいたんです、だから焦っちゃって...」
〔守れなかった?〕
話しているうちに、自分が何を喋ってるのか何を伝えたいのか分からなくなった。
『太刀川さん...』
そう言って先輩は優しく首を横に振る。先輩なりに気を遣ってくれたんだと思う。
「大丈夫です、今はもう受け止めました...」
そう言って少し微笑んでみたけれど、先輩の目には少しだけ切ない色が浮かんでいた。
『そっか、ありがとう話してくれて』
優しくそう言ってくれる先輩のおかげで、少し肩の荷が降りたような気がした。