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5 - はぐしき 『瞳 2』

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2025年12月03日

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あの瞳に映った日から、目で紺色を探すようになった。

すれ違う髪や、動く双眸。揺れる陰。

似た色は数多あれども深海のように深いのに柔らかい。


「…」


任務や依頼は全部終わっている。桃による被害も落ち着いている。


「印南」


「?ゲホッ、どうした猫咲」


「任務が入ったら連絡してくれ」


「?あぁ」

「…どういう意味だ?」




波に揺れる貨物船の上で胡座で座りながら昨日のことを思い出す。猫咲の下で大人しくしている日用品は本土から少し離れた羅刹に向かう物たちだ。


『ん〜羅刹に行く』


目で探すのも、何かと思い出すのも全て、一ノ瀬を見つめたあの日から。

ならばもういっその事目に焼き付けてしまおうじゃないか。


そう思った猫咲、動くならば情報を仕入れてから焦らずに。戦闘部隊で嫌でも身につく考えで動き現場に至る。



「どうしてやろうかにゃぁ…」



船で揺られながら、目に浮かぶ四季の紺色に胸を躍らせた。



「一ノ瀬くん」


漸く見つけた濃紺に満足そうに内心笑いながら、アホ毛を揺らしていた一ノ瀬に猫咲は声をかけた。


「まっ…えがみせんぱぃ…」


声に反応して肩を跳ねさせる。チラリと見えた耳は赤く染まっている。


「久しぶりですね、一ノ瀬くん」


何事も無かったかのように、距離を縮める。

優しく頭を撫でたり、首のラインを指でなぞったり。

計画的に、じわじわと四季の想いを昂らせていく。


「おや、耳赤いですね…熱でもありますか?」


吐息が聞こえそうなほどに近付いた猫咲に、余計に顔を赤らめて目を見開く四季。


「なっ、んでもなぇ!大丈夫…熱もねぇから」


猫咲の胸板を押して顔を背ける。己の手で熱くなった顔を冷ましている。


「そうですか…」

「そう言えば一ノ瀬くん」


「…ん?」


顔を小さく正面に向けた四季の両頬を片手で掴む。



「んむっ!」



「私、数日間は羅刹にいる予定ですから…」

「覚悟しておいてください」



「っ!」


グッとさらに近づき耳元で小さく囁く。


「ぜってぇ、言わせてやるからな」


弧を描く口元で猫咲は動けないでいる四季を見る。

顔を真っ赤にして、口は開けっぱなし、無防備。羅刹の制服から見えている肩も首筋も朱に染まっている。


猫咲はもう、決めたのだ。


この少年に『好きだ』と言わせてやろうと。





瞳の続き!


四季君の事を意識し始めちゃって、こりゃあもう恋だなとなった。その上四季君好きと言わせようとする猫咲さん


vs


顔が好みで好きになったと思われたく無いから、好きと今は言わない四季君

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