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こんな感動した作品みたの初めてです😭🩷 おうえんしてます♩✊🏻✊🏻
注意喚起はエピソード1をご覧ください
純「っ…、」
ダンスの振り入れの時、突然目の前が揺れた
思っていたよりも強い目眩と頭痛
その衝撃でよろけてしまった
豆「ぅおっ、」
隣にいた豆によろけてしまった
そのまま俺の事を支えてくれた
豆「純喜くん?大丈夫っすか、?」
純「っ、ごめん…」
「ちょっと目眩しただけやから、」
まだ揺れている視界
鈍器で殴るようにガンガンする頭
不安で、手足が震えている
蓮「ちょっと休憩挟もっか」
「純喜寝かせよか」
瑠「…蓮くん」
蓮「ん?」
瑠「純喜、最近寝れてないんすよ」
「その、症状に不眠もあって」
ー
純「…なぁ、瑠姫?」
真夜中、月しか輝いていない
そんな中、彼の名前を呼ぶ
瑠「ん、なに…?」
純「最近さ、全然寝れへんくてさ…」
何かわからない不安に襲われる
彼が隣にいるのに
瑠「こっちで一緒に寝る?」
「もしそれで寝れるんだったらいいよ」
優しい笑顔、声
俺が入れる隙間をつくって布団を開けてくれる
純「ええの…?」
「迷惑ならん、?」
瑠「今更何が迷惑なの」
「純喜が好きだからしてんの」
「早く、布団の中冷えるから」
ー
純「ふ ~ …」
少しずつ、落ち着いていく
不安が消えて、脱力してしまう
瑠「純喜?」
「今日は帰ろ」
純「えっ、でもまだ練習あるやろ…?」
中途半端には終われない
やるなら、最後までやりたい
瑠「あるけど、その状態で練習させられないから」
「俺も一緒に帰るから」
彼の俺を心配する顔
ほぼ全て、彼がいないと何もできない
夜は眠れない
朝は身支度ができない
必ず、何かを忘れてしまう
俺は彼を縛る鎖になっている
…彼のことを愛しているからこそ
自由に、幸せになってほしい
俺じゃない、誰かと。
純「瑠姫、別れよ」
これがきっと最善策なんだ
彼に嫌われて、忘れてほしい
俺のことなんて。
瑠「…勝手にしろ」
そういって練習室を出ていく彼
そして彼を追いかけるメンバー
これでいい
初めからこの運命だったんだ。
純「これでええよな…、?」
頬に温かい涙がつたう
彼の手ほどは温かくない、涙。
奨「純喜」
翔くんの落ち着いた声
更に涙が溢れそうになった
純「奨くん…っ、どないしよっ、」
嗚咽と共に出ていく言葉
運命なんて、決まっていない
それは、オーディションで1番感じたことなのに
運命は、変えることができる
奨「純喜」
「とりあえず今日は帰ろう?」
「明日から、ちゃんと考えようね」
「これからと、瑠姫のことも」
純「明日じゃあかんねん、!」
「俺、明日忘れてるかもしらん…っ、」
また溢れてくる涙
今日の記憶は明日になると、薄れていく
奨「忘れない」
「絶対」
そう言って俺の頭を撫でる
その仕草が、彼のことを思い出させた