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絵「…では、挨拶も済んだことだし聞くとしよう。何故、28時間以上も遅刻してるんだ?」






『遅刻?え、私遅刻してたの?』






絵「は?」






『いや私日本語読めないんだよね、だから日本語でメッセージ送られてもわかんないって言うか…』






絵「いや、じゃあ召集書はどうやって呼んだんだよ」






『それはお母さんとお兄ちゃんに訳してもらった』






絵「時間も書いてたはずだが?」






『聞いたけど忘れた』






唖然、この空間を表すならばこの言葉がピッタリだろう






そらそうだ、《え?当たり前ですよね?》と言うように






まるで自分は間違えたことをしていないと言うように






こちらを見ているのだから






『でもさ、来たのが今日で良かったじゃん?』






絵「…何故?」






『だってさ、昨日そんな気分ノッてなかったから、昨日来てても飽きてショッピングに行ってたかもしれないじゃん?』






絵「…はぁ、まあいい。アイツらの指導を任せるんだ。この位自分勝手なのが丁度いい」






『アイツらって召集書に書いてた私に指導して欲しい人達?』






絵「そうだ。詳しい事はこのタブレットに書いてるからそれを見ろ。受け取れ」






New:ルーナ・デイヴィスはサポーター用特別タブレットを手に入れた






『ありがと。お、ちゃんとポルトガル語で書いてる』






絵「念の為そう設定しておいた。参加者の情報も全て載っているから2日後までに覚えておけ」






『えー、なんで2日後?』






絵「参加者は2日後まで体力テストを行う。終わり次第1次選考いちじセレクションを行うから、その時に原石共にお前の紹介を行う。その時から本格的な指導を始めるため、指導する時に相手のことを覚えていないと面倒だろう」






『成程、まぁ一応覚えておくね。私は紹介される時に一緒に挨拶すればいい?』






絵「いや、お前は居なくていい」






『え、マジ?』






絵「ニヤニヤするな。お前はアンリちゃんと連合の会長と会見に行ってもらう」






『えー、なんで私も?』






絵「サポーターの紹介もそこで行う。お前はサッカーに関しての絶対的な信頼があるからな。記者たちも何も言えんだろう」






『ん〜……まあそれもそっか……ポルトガル語で話してもいいかな?バレない程度に暴言吐きたい』






絵「翻訳されるだろ」






『それは残念』






絵「それに、吐きたくとも吐けないだろう」






『?なんで〜?』






絵「当日、チームの方向性などの話のため、ブラジル代表の監督も同行することになっているからな」






『………は?』






その瞬間、この日初めて彼女から笑顔が消えた

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