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「ぅわぷッ!」






ぽす!と、勢いよくルフィくんに引き寄せられて、二人揃って甲板に倒れ込んだ。






「いたたた・・・!

ごめんルフィくん、大丈夫?」



「それはこっちのセリフだ!

すげェ心配したんだぞ!」



「ごめんね」






腰に巻きついた腕は離してもらえないし、なんなら受け止められた体勢のまま倒れ込んだから彼の上にのっかったままだ。






「重いでしょ。ごめんね、離してくれていいよ」



「離さん!」



「いやあのねルフィくん、」






すっごい見られてるからね、と辺りを見渡す。


ものの見事にクルー全員の視線が私達二人に注がれていて頬が熱くなった。






「う~、しょうがねェな!

でもよ、なんでゾロと一緒だったんだ?

ゾロと“でぇと”してたのか?」



「ふざけんじゃねェ!

誰がそんなクソアマと!!」



「おいコラクソマリモ!

てめぇ麗しの○○ちゅわんとデートしたってのか!?」



「違ぇっつってんだろぐる眉コック!!

おれはこいつのせいで・・・!」



「そりゃこっちのセリフですぅ~!

助けてくれたのは感謝しますけどゾロさんが迷わなきゃもっと早く帰って来れてましたぁ~!」



「“助けた”? 何があったのよ」






またゾロさんと喧嘩を繰り広げていると、ナミさんに痛いところを突かれた。



一部始終を説明し終わり、ルフィくんの顔を伺うと。






「そいつらまとめてぶっ飛ばす・・・!!」



「言うと思った。でももうへいき・・・ッ!」



「おれが平気じゃねェ!

もう絶対はぐれんな!」






抱きしめる、というよりはもはや締め付けられる感じ。

ナミさんが口笛を吹くのが聞こえた。






「うん、ありがとね。

また明日、“でぇと” しよっか」



「おう!当たり前だ!」



麦わら少年拾いました

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