こんにちはこんばんわ常闇です!
いきなりですが、謝らなきゃならない事が有ります。( ̄▽ ̄;)
BEASTで云う太宰さんの事を、首脳(ボス)って書いちゃってたんですけど…。
実は最近に成って初めて、首領って書いてボスだと云う事に気付きました( ˊᵕˋ ;)
今更ながらですし、細かい事?なんですけど、すみませんm(*_ _)m
これからはミスしないので、大丈夫です!
それでは前置きが長くなりましたが、番外編パート楽しんで行って下さい!!
オリキャラ・キャラ崩壊・其の他諸々
それでも大丈夫な方はゆっくりしていってね!
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それから私は敦君が居るで在ろう場所へ行った。
一先ず、侵入者が出たと云われた場所も通ってはみたが、予想通り血の海と化していた。
殲滅は遂行出来た様で何よりだ。
そんな事を考えながら歩いていると、目の前に黒蜥蜴の皆が見えて来た。
私に気付いた皆は次々に頭を下げる。
「やあ、敦君に鏡花ちゃん。お疲れ様。
黒蜥蜴の皆もね。」
「澪琉さん…….あっ、すみませ___」
「善いよ善いよ。楽にしてて。皆も頭を上げてね。」
私はニッコリと笑って皆を一瞥した。
すると広津さんが私の前に出て口を開いた。
「特殊幹部殿、どういった御用件で此方へ?」
「おや広津さん。
見ない内にイケおじ度が増したね?」
「….話を逸らさないで下さい。」
「あははは。御免御免。私が来たのは首領の代わりに報告を受けろって云われたからだよ。
其れと、敦君に伝言を伝えにね。」
そう云ってから私は敦君を見た。
ふと首の方へ目線を向けると、何時も以上に深く傷が出来ていた。
恐らく異能の使用時間が今回は長かったのだろう。
「さぁてと、作戦の結果は一応聞いてるよ。
敵部隊を一人で殲滅したそうだね?」
「はい。」
「流石だね。敦君が斃した敵部隊は租界の海外軍閥に雇われた傭兵だったんだ。
然し更に背後で糸を引いていたのは、中央に居るさる大臣だと思われる。」
私は敦君の首に伝う血を拭き取り乍続ける。
「此の四年で近海の航海権を殆ど押さえてしまったポートマフィアに頭を痛めての今回の暗殺計画だっただろうけど、今回の襲撃失敗で大臣は更に頭痛の種を増やす事に成ったかもね。
ふふ、実に滑稽な話だ。」
「…相変わらず、太宰さんと澪琉さんの作戦は完璧でした。
敵を闇に誘い込んで殲滅する。罠の爆弾についても事前に見抜いて鏡花ちゃんを配置して呉れるなんて….。」
「はは。作戦については殆ど首領の考えだけどね。でも敦君、作戦は実行する人材が居て成り立つものだよ。
だから君の活躍は素晴らしいものだと私は思う。嗚呼、勿論鏡花ちゃんもね?」
立ち上がろうとする敦君に手を貸し乍も私はそう告げた。
有能な人材が居て呉れる事は本当に善い事だ。
考える人が居ても、其れを実行出来る人間が居ないと意味が無いから。
「却説、報告は以上かな。じゃあ敦君には戻って治療を受けてから、首領の元を訪ねて貰っても善いかな?
其れが首領からの伝言だよ。」
「あ、いえ。直ぐに首領の元に______」
「敦君。私は自分の怪我の状態も知れない部下を育てた覚えは無いよ?」
ふと、澪琉の鋭い瞳が敦の視線と交差した。
"其れ"に見詰められた敦の身体は硬直して動けなくなる。
「君は治療を受けてからおいで。…….善いね?」
「…….はい。」
敦の返事を聞き届けると澪琉はニッコリと笑った。
それから鏡花の頭を一撫でし、黒蜥蜴に挨拶をしてから其の場から居なくなった。
残された敦、鏡花、黒蜥蜴は暫く固まっていた。
「….ポートマフィアの鬼才____太宰 澪琉様。
兄妹揃って恐ろしい御方達だ。」
ふと広津がそう呟いた。
だが其の言葉は冷めた潮風に依って掻き消される。
残された者達の場には畏怖にも似た雰囲気が漂っていた。
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