2月21日月曜日
今日、君は学校を休んだ。
理由は分からないけど、君がいないだけで
僕の気分は少し下がる。
ふと、君の席を見ても君の姿はない。
いつも話すわけじゃないから、そんなに
日々に変わりはないのだけど、やっぱり
少し寂しくて。
いつの間にこんなに好きになったんだろう。
2月22日火曜日
今日はテストの1日目。君も学校に来た。
僕は全くと言っていいほど勉強をしていない
けど、なぜか余裕があった。
テストの時は、席が出席番号順に並び変わる。
そのおかげで君は僕の斜め後ろにいる。
僕の後ろはさとみくん。君に直接話しかける
事はできないから、さとみくんを通して
会話したりする。
国語のテストはそれなりに出来たと思う。
そんなに漢字もなかったし。
数学は…ほんとにできない。何を書いてるのか
わかんないし、解答用紙を埋める事が
できなかった。
桃「なぁなぁ、るぅと」
黄「ん、なに?」
桃「5番の問3ってPって書いた?
Qって書いた?」
黄「えっとね…Qって書いた」
桃「マジ!?俺も!!」
黄「やった、一緒じゃん!」
さとみくんもそんなに数学が得意ではないの
だけど、答えが一緒だったから、謎の安心感が
生まれた。
青「え、あそこPでしょ笑」
桃・黄「え?」
桃「嘘だ」
黄「なんで?」
青「ふっ、天才には分かるんだよ笑」
桃「は?何言ってんの笑」
せっかくさとみくんと解答が一緒だったから
安心してたのに、君がそんな事を言うから
不安になってくる。しかも、君は数学が得意
だから、きっと君の答えが正解なんだ。
英語は、ノリで頑張った。
とりあえず解答は埋めたし、うん。
今日のテストは自己採点。
自分で丸つけをしてみたけど、ほんとに
散々だった。
国語43点、数学19点、英語23点。
あ、これ100点満点じゃなくて
50点満点だから。
国語はいいんだよ、英語は…僕日本人だし。
数学、どうしよ。せっかく推薦で合格したのに
取り消しとかないよね…。
あの問題やっぱり君の答えが合ってたし。
2月23日水曜日
今日は祝日。休めるのは嬉しいけど、特に
することもなくて、ずっとゴロゴロしてた。
明日はテストの2日目。また勉強はしてない
けど、なんとかなると思ってそのまま寝た。
2月24日木曜日
テスト2日目。社会と理科。
あれ、なんか意外と解けた?なんて思って
自己採点してみた。けど、まぁ結果は散々で。
社会19点、理科26点。
うん、やばい。
ほんとに推薦取り消しにされたら
僕終わるんだけど。
5教科は250点満点で130点しかなかった。
いつもは160点とか170点はあるのに。
定期テストでは莉犬に勝っていたのに
今回はボロボロ。
黄「莉犬…僕どうしよ…」
赤「うん、俺も勉強してないからさ」
黄「嘘だっ!いっぱい点とってるのに」
赤「してないって笑」
莉犬が勉強してないって言う時はほんとに
してないんだってわかるけど、ちょっと
許せない。仲間だと思ってたのに。
2月25日金曜日
今日も特に君とは会話もしていない。
でも、目が合うことはあった。
僕が気付いて欲しい時には見てないくせに
変な時に目が合うから、意識してしまう。
休憩時間、君はさとみくんと話してる。
君の席の隣の窓が開いていて寒かった。
黄「さとみくん、寒い〜」
桃「んー、ころんに言って笑」
さとみくんがそう言うから、君の方を見た
のに君は絶対にこっちを向いてくれない。
桃「ほら、ころん、るぅとが寒いって」
青「あー、うん」
結局、窓は閉めてくれないし
君もこっちを見てくれないし。
なんなのほんと。
気づけば、学校に行くのは後10日を
きっていた。僕と君の距離は縮まらないまま。
もう少しだけ、近づけるといいな。
コメント
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切ない恋の話好きだわ… 最近、めいくちゃん不足で○にそう…早く垢を見つけたい🥺 垢見つけるの頑張るね!