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ニキ燐をもっとふやそう大作戦!であります!((
⚠attention⚠
・嘔吐表現あり
・🍳🎰(1417)要素あり
上記がダメな方🔙
今日は、おにいさんがアイドルのお仕事がない_____つまり、オフの日だった。
最近は働き詰めというか、とにかく忙しかったおにいさんと、久しぶりに一日中一緒に過ごせる。そんな風にわくわくしていた…はずだったのに。
いつもならとっくに起きているだろう時間に、おにいさんが降りてこない。寝不足の可能性もあるから起こすのも申し訳ないし、でも心配で仕方がない。失礼かもしれないが、部屋の近くで聞き耳を立てていた。
『…ぇ、ぅ”…』
とても小さくだが、嘔吐くような声が聞こえてきた。お腹を崩して気持ち悪いのか、もしかしてオーバーワークで体をやってしまったのか。心配で堪らなくて、扉を思い切り開けてしまう。
『!?…に、き…』
「っ、おにいさん…!大丈夫っすか、気持ち悪い?」
『…っぁ、う……』
僕の声にびくっと肩を跳ねさせる。おっきい声出しちゃってごめん、びっくりさせたよね、と心の中で謝る。そしたらおにいさんが、はけない、と小さな声でつぶやく。
『っぅえ、はぁ、ッ…』
「つ、つらいよね…!ゴミ箱に…あっ、えっと、背中摩ってあげよっか…?」
初めてのことで何も分からないから、おろおろと慌てふためいている。僕までも混乱していたら、おにいさんはもっと不安になるだろうに、この時の僕はそんなこと考えられなかった。
袋と洗面器を急いで持ってきて、袋を洗面器に被せる。それをおにいさんに渡して、背中をやさしくさすってあげる。辛そうだから、見ているこっちも胸が痛くなってくる。
「…吐けないんだよね…ごめん、ちょっと我慢してね〜…」
『ッ…ぐ、ぅ…』
昔体調が悪くなった時、辛くて吐けない時にお父さんは喉の奥をぐっと押して楽にしてくれた。無理やりだし人の指をってなると嫌かもしれないけど、頑張って我慢して欲しい。
ごぷっと音が聞こえたあと、おにいさんはびたびたと袋に吐瀉物をぶちまける。嗅覚がいいのが仇になったっていうか、貰いゲロしちゃいそうだから正直距離をとりたい。でもおにいさんのが辛いもんなぁ、僕は我慢しないとなぁ、って思いながらおにいさんが吐いたやつの処理をする。
吐瀉物が入ったビニール袋をきゅっと縛って捨てておく。コップ1杯の水と、念の為もう1つ袋を持って再びおにいさんのもとに向かう。
「おにいさん、口ゆすぎな?あと脱水が怖いから、ゆすいだ後1口でもいいからお水飲んでね?」
『…ぅん…』
吐いた時に相当体力を使ったのだろう、おにいさんはぼうっとしながらコップに口をつける。口をゆすいだあと、小さく何口か飲んでいたのを確認した。吐く様子もなさそうだし、薬を飲ませるためにも何か胃に入れてもらおう。お粥がいいのかな、なんて考えながらキッチンに向かう。
「お粥できたっすよ〜、おにいさん大丈夫?」
『…ぅ、うん、大丈夫…』
手に力が入らないのか、スプーンを持つ手は震えている。口に運ぶのも一苦労、といった感じだから、僕がかわりに口に運んであげる。
「…ん、ふーふーしたから熱さは大丈夫だと思うっす!はい、あーん」
『…ぁ、ん…』
こういうことに慣れてないのか、熱が出てるのか。わかんないけど顔を赤くしながらおにいさんはお粥を少しづつ食べる。弱々しいおにいさんも可愛いな、って思っちゃったけど、病人にそれは失礼かな、なんて思った。
食欲はあるのかお粥はぺろりと平らげ、薬もしっかり飲んでくれた。お腹いっぱいで眠くなったのか、ベッドに横になってうとうとしてる。
「んー、寝ちゃう前に熱だけ…」
『……いい、から…』
熱を出している自覚があって迷惑かけたくないって思ってるのか、おにいさんは体温計を持つ僕の手を自分から遠ざけた。迷惑だなんて思ってないからこんなに色々してあげてるのに…
「一瞬だから、ね?」
『…ぅ…』
渋々腕を上げるおにいさんの脇に、体温計を挟む。数秒してピピッと音が鳴り、表示は38.5℃だった。完全にこれは風邪だろうと思い、冷えピタとか脇の下冷やす保冷剤とか持ってこようとした、けど。くい、と服を掴まれてびっくりしながらおにいさんの方を見る。
「おにいさ〜ん、僕冷えピタとか色々持ってこないといけ、な……」
言葉が出なくなった。おにいさんが、泣いてる。今までおにいさんが泣くところなんか見たこと無かったから、びっくりして困惑してどうすればいいか分かんなくなる。
『……にき、にきッ…』
「う、うん、ニキっすよ!どうしたの、燐音くん…?」
『ひっ、く……ぅ、いかないで…』
えぐえぐと嗚咽を漏らしてか細い声で懇願され、なんだか僕も胸がぎゅっとしてきた。戸惑っておろおろしてると、おにいさんが心配そうにこっちを見てきた。
「あっ、いや、大丈夫っすよおにいさん!…いいよ、おにいさんが嫌って言うくらいずっとそばに居るっす」
ぽんぽん、と優しく頭を撫でてみせると、へにゃりと優しく笑うおにいさん。ああやっぱり、辛い顔より笑顔の方が、ずっと似合ってるひと。
「ゆっくり休んで、元気な顔見せてね!僕との約束っす!」
『…うん、やくそく……』
指切りをして、とんとん、と背中を叩いてあげる。そうすると、おにいさんはすぐに眠りについた。お兄さんの幸せそうに眠る顔を見ていると、こちらもだんだんと眠たくなってくる。
「……ううん…」
気づいたら寝てしまっていたようだ、時刻は15時を回っている。おにいさんはというと、起きてぼうっとしている_____訳ではなく、僕のことを見つめていた。
「…ぼ、僕の顔になんかついてます?」
『え。あ、いや…可愛いな、と思って…』
「…なはっ、なんなんすかそれ…!」
くすくすと笑いが堪えきれなくなる。むすっ、と文句を言いたげなおにいさんも可愛い。
「…そういや、結構顔の赤み引いたっすね。もっかい熱計ってみる?」
『…ん、自分で計る…』
体温計を手に取り、脇に挟む。ピピッと音がして取り出せば、36.5℃。寝るだけですぐに平熱に戻るものなのか、おにいさんの体が強いのか。
「体調良くなってよかったっすね〜、一安心っす!」
『そうだな…その、迷惑かけて、ごめん…』
「あ、謝らなくていいんすよ!僕がやりたくてやってたことなんで!」
「…燐音くんが、元気なら。それで僕ぁ、十分幸せっす!」
『……それは、俺も一緒だよ。ニキが元気なら、幸せだ…』
今、この時間が、永遠に続けばいいのに。
おにいさんと、ずっと、一緒にいたいな。
コメント
5件
ニキ燐ふえろ大作戦ですね!!!!!!((( んおおおおおおおまってすきすぎて滅😭😭💗💗💗🫵🫵 もう500いってんのすげぇ…!!!() なーんか読んでるとき一瞬椎名ニキかっけぇなって思ったのうちだけですか?????(( 天城燐音お前はめろすぎるんじゃ一生そのままでいれ‼️‼️‼️ ニキ燐もっとふえろーーー!!!!(
やっぱり14×17はいいですね、、 大好きです