これは俺の体験談だ。
俺はあまり夢を見ることがないから、その分内容が記憶に残りやすい。
この夢の始まりは、まだ大分幼い頃だったと思う。
繰り返しと言っても毎日見るわけではなくて、数年に一度、忘れかけた頃に見る。
今まで4回ほど見たその夢は、大体内容は同じだった。
気がつくと俺は家にいて、目の前に二階へ続く階段がある。 そこまでは良い。
俺が階段を登り切ると下りの階段があるんだ。
俺の家は、詳しくは言えないが、2階へ続く階段を登ると、そこにあるのは道路の見える窓だけなんだ。
だから階段なんてあるはずもない。
だが、夢ならばそれもあり得るのかもしれない。
階段を下った先には、現実と同じような部屋があり、家具がある。
違っているところは、全体的に薄暗い事と、長年人が住んでいないかのように埃が溜まっている事、それと妙に静かすぎる事…だろうか。
薄暗いと言っても、冬の朝日が出る前のような暗さだ。
その為、部屋を見渡すのには何ら支障は無かった。
俺は部屋を見渡して、階段を登っていく。
2階に着くとすぐに目覚める… そんな感じの内容だ。
1回目は、おばあちゃんにおぶられていた(今もご健在)。まだ歩くのが拙かったと思う。
2回目は、おばあちゃんと手を繋いでいた。幼稚園の年長さんくらいだったと思う。
3回目は、一緒だったが手は繋いでいなかったと思う。小学校中学年くらいだったと思う。
4回目は、一人だった。小学校高学年だった。その時は前の3回よりも長くそこにいたと思う。
不気味な程静まりかえった世界が、何故だか心地良く思えた。
これ以降この夢を見てはいない。しかし、今でも景色を鮮明に思い出せる。
これらの夢に何か意味があったのかは分からない。
今回の話は4回同じような夢を見た怖いかはちょっと謎ですが一応ホラーです。
好評ならまた、ホラーを書きたいと思います。
コメント
6件
体験談なんですね… 夢…忘れた頃に見るって事は 絶対に忘れてはいけない。 と無自覚に見てるんでしょうか…? まぁ、何度も似た様な夢を見るのは 個人的に珍しい事だと感じますね… 最後のイラストは夢の景色(風景)を 覚えてると言ってたので それを書き起こしたのか、 謎の薄暗さと不気味さ… 凄く好きなタイプです…(?) 次回も楽しみに待ってます!!!!
うわぁぁぁぁ✨まず最後のサムネ!!繰り返しのしが矢印になってるの好きすぎます!しかも夢の漢字が霧っぽいし、埃っぽいし、薄暗い感じが表現されてて、天才ですか!?? 忘れた頃に見るってなんか忘れてはいけない感じがしますし、おばあちゃんが出てきて夢を見るたびに1人になっていくって怖すぎません!?妙に静かっていうのも気になります!しかも体験談なんて、、 最高でした!✨他の短編小説も待ってま〜すっ!!