あいつなんて忘れてさ__
〇〇×深澤辰哉
〇〇side
蓮「ごめん」
〇「やめてよ、謝られると虚しいじゃん笑」
蓮「無理に笑ってない、?」
〇「いーから、いったいった」
蓮「っ、ごめん」
〇「じゃーねっ、」
ガラガラッ
いつもはしないような、少し荒い手つきで教室のドアを閉めた
4月後半、桜も散り始めた今日
桜と共に私の初恋も綺麗に散った
初恋の相手は幼なじみで1個うえの目黒蓮
身長が高くて顔ももちろんかっこよくて優しくて、どこが好きと言われたらキリがないくらいに大好きだった、いや、過去形にするにはまだ早いくらい好きだ、
だめ、これ以上ここで考えてても虚しくなるだけ、
いつもは通らない人通りの少ない裏道で少し遠回りだけど、そこを散歩して帰ろう、
涼しいなぁ、
何が理由かなんて考えなくてもわかる涙を風は知らないフリをして優しくぬぐってくれたのか、頬に涙が1粒こぼれた
?「あれっ?後輩ちゃんかな?笑」
え?
〇「え!?深澤先輩!?」
深「あれ〜知っててくれたんだ〜笑」
いやいやいやいや知ってるも何もあなた学校のアイドルでしょうよ!?
深「女の子がこんなとこでなにしてーんの」
〇「いや、ちょっと、気晴らしに、」
深「気晴らし?」
〇「振られちゃって、笑」
深「あら〜同い年?」
え、なんでこんな聞いてくんの?
〇「いや、1個うえなので深澤先輩と同い年ですよ」
深「あー、なら目黒とか!?笑」
っ、泣
深「え、あ、ごめん、泣かせるつもりは、」
〇「いいんです、笑」
「どうせ、振られるって分かってたので」
深「ねぇ、」
「あいつなんて忘れてさ、」
俺と付き合わない?
あぁ、わたし、クズ人間だ
こんなすぐに別の人を好きになるなんて___
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