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両片思い

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両片思い

1 - 両片思い

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2022年11月01日

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初投稿


~ attention please ~


iris 青桃 nmmn作品

Rなし ほのぼのです

苦手な方は回れ右


「両片思い」




naiko side



な「はぁぁ…、つっかれたぁ…、、

「思ったより遅くなっちゃった…、風呂入ってはやく寝よ~、」


そう呟きながら家の扉を開ける

…早く寝たいとは言ったけど、どうせまた誰かいるんだろうな……


い「Welcome to the naiko house !!」


…よりにもよって今日はこいつかよ。


な「あーはいはい。今日はまろね。

…あ、言っとくけどお酒は飲まないから。」


こいつが来てる日って大体お酒飲まされるんだよな…

俺お酒弱いのに…


い「え~!なんでや!一緒飲も!」

な「やだ。今日は疲れてんの。

てか当たり前のように俺ん家で飲まないでもらっていい?」

い「いつものことやんっ!な?飲も!」


……飲むって言うまで言い続けるつもりだろ。

めんどくさいしちょっとだけ飲んで寝よ。

まぁ明日仕事休みだしね。


な「…分かったよ、飲も。」

い「!!

さっすがないこたん!ないこたんの分も買ってきたから!はいどーぞっ!」


めっちゃにこにこしながら一缶渡してきたぞこいつ。

最初から一緒に飲むつもりだっただろ。


い「よし、それじゃ乾杯け~ぴ~っ!!」


お互いかしゅっといい音をたてて缶を開けて飲む。


い「ぷは~っ!やっぱうまいわ。最高。」

な「うわ、これ度ちょっと強いやつじゃん…」


最悪だ…気づかなかった……


い「…あんさ。」


まろが急に静かになる。なんだろう。


な「ん?何?」

い「…ないこって好きな人とか気になってる人…おるん?」

な「…は??」


あまりにも予想外の言葉にびっくりして、変な声出ちゃった。


い「いやだから、好きな人とかおるん?」

な「え………、…まぁ。」

い「え!?おるんっ!?

誰!?誰や!?」


…言う訳ないだろ。

………だって俺は…

目の前にいるこいつが、好きなんだから。


な「言う訳ないでしょ。

そういうまろこそ誰かいんの?」

い「え、俺?おるで?」

な「……へぇ、そっか…」


……まろ、好きな人いるんだ…、


な「…その人、どんな人なの?」

い「ん~…そうやなぁ、

優しくて思いやりがあって、いつも仕事とか頑張りすぎちゃうやつかな。」

な「ふ~ん……」

い「…まぁ、俺の好きなやつは今目の前にいるやつなんやけどな。」

な「…え、?」

い「俺の好きな人。ないこ。」


ちょ、ちょっと待って?

好きな人ないこって言った?勘違いじゃないよね、?


な「…っえ?ほ、んと?」

い「ほんまやって!

ってちょ!なんで泣いとるん!?」


気づくと俺は涙を流していたようで。

ちゃんと話すために手で涙を拭う。


い「ごめん、嫌だったよな。ほんまごめん。忘れて。」

な「違うの、嬉しくて泣いちゃって。

あのね、まろ。」

い「よ、よかった…、

ん、?」

な「…俺もまろのことがす、好き…です。」


体が熱い。

自分でも顔が赤くなっているのが分かる。


い「…………ほんまに!!?」


少しの沈黙の後、まるで子供の様に顔をぱぁっと明るくさせ、抱きついてくるまろ。


な「わ!?ちょ、!」

い「よかった…ほんまに嬉しい……、!

言葉じゃ言えないくらい嬉しい!!」

な「俺もすっごい嬉しい、!

お互い片思いしてたんだねw」

い「せやなw 両片思いってやつ?」

な「だねw」


お互い顔を見合わせ笑う。


い「改めて言わせて。

俺はないこのことが好きです。付き合ってください…!」

な「俺も大好き!俺なんかでよければ…よろしくお願いします……!」

い「『俺なんか』じゃないよ。『ないこだから』なの。

ずっと一緒にいようね、ないこ!」

な「うん…!!」





~ End ~

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