初投稿
~ attention please ~
iris 青桃 nmmn作品
Rなし ほのぼのです
苦手な方は回れ右
「両片思い」
naiko side
な「はぁぁ…、つっかれたぁ…、、
「思ったより遅くなっちゃった…、風呂入ってはやく寝よ~、」
そう呟きながら家の扉を開ける
…早く寝たいとは言ったけど、どうせまた誰かいるんだろうな……
い「Welcome to the naiko house !!」
…よりにもよって今日はこいつかよ。
な「あーはいはい。今日はまろね。
…あ、言っとくけどお酒は飲まないから。」
こいつが来てる日って大体お酒飲まされるんだよな…
俺お酒弱いのに…
い「え~!なんでや!一緒飲も!」
な「やだ。今日は疲れてんの。
てか当たり前のように俺ん家で飲まないでもらっていい?」
い「いつものことやんっ!な?飲も!」
……飲むって言うまで言い続けるつもりだろ。
めんどくさいしちょっとだけ飲んで寝よ。
まぁ明日仕事休みだしね。
な「…分かったよ、飲も。」
い「!!
さっすがないこたん!ないこたんの分も買ってきたから!はいどーぞっ!」
めっちゃにこにこしながら一缶渡してきたぞこいつ。
最初から一緒に飲むつもりだっただろ。
い「よし、それじゃ乾杯け~ぴ~っ!!」
お互いかしゅっといい音をたてて缶を開けて飲む。
い「ぷは~っ!やっぱうまいわ。最高。」
な「うわ、これ度ちょっと強いやつじゃん…」
最悪だ…気づかなかった……
い「…あんさ。」
まろが急に静かになる。なんだろう。
な「ん?何?」
い「…ないこって好きな人とか気になってる人…おるん?」
な「…は??」
あまりにも予想外の言葉にびっくりして、変な声出ちゃった。
い「いやだから、好きな人とかおるん?」
な「え………、…まぁ。」
い「え!?おるんっ!?
誰!?誰や!?」
…言う訳ないだろ。
………だって俺は…
目の前にいるこいつが、好きなんだから。
な「言う訳ないでしょ。
そういうまろこそ誰かいんの?」
い「え、俺?おるで?」
な「……へぇ、そっか…」
……まろ、好きな人いるんだ…、
な「…その人、どんな人なの?」
い「ん~…そうやなぁ、
優しくて思いやりがあって、いつも仕事とか頑張りすぎちゃうやつかな。」
な「ふ~ん……」
い「…まぁ、俺の好きなやつは今目の前にいるやつなんやけどな。」
な「…え、?」
い「俺の好きな人。ないこ。」
ちょ、ちょっと待って?
好きな人ないこって言った?勘違いじゃないよね、?
な「…っえ?ほ、んと?」
い「ほんまやって!
ってちょ!なんで泣いとるん!?」
気づくと俺は涙を流していたようで。
ちゃんと話すために手で涙を拭う。
い「ごめん、嫌だったよな。ほんまごめん。忘れて。」
な「違うの、嬉しくて泣いちゃって。
あのね、まろ。」
い「よ、よかった…、
ん、?」
な「…俺もまろのことがす、好き…です。」
体が熱い。
自分でも顔が赤くなっているのが分かる。
い「…………ほんまに!!?」
少しの沈黙の後、まるで子供の様に顔をぱぁっと明るくさせ、抱きついてくるまろ。
な「わ!?ちょ、!」
い「よかった…ほんまに嬉しい……、!
言葉じゃ言えないくらい嬉しい!!」
な「俺もすっごい嬉しい、!
お互い片思いしてたんだねw」
い「せやなw 両片思いってやつ?」
な「だねw」
お互い顔を見合わせ笑う。
い「改めて言わせて。
俺はないこのことが好きです。付き合ってください…!」
な「俺も大好き!俺なんかでよければ…よろしくお願いします……!」
い「『俺なんか』じゃないよ。『ないこだから』なの。
ずっと一緒にいようね、ないこ!」
な「うん…!!」
~ End ~
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