コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
また、あなたの隣に
こ「ねぇ!るぅとくん!」
る「何ですか?ころちゃん」
こ「大人になっても僕の隣にずっと一緒にいてね?」
る「何言ってるんですか?当然ですよ」
こ「えへへ、ありがとう!」
こ「じゃあ2人だけの約束ね!」
る「はい!」
もう今じゃ、こんな会話をしたのも懐かしい、
もう一度会いたいなぁ、
どこにいるの?ころちゃん、会いたいよ、
る「はぁ、疲れたー、」
る「というか、もう帰るのも嫌だ、」
る「家に行ったら殴られる、学校には居場所がない、」
る「もう、生きる意味って、」
る「あるのかな、」
る「……そうだ、死んじゃえば、楽になれる、」
る「もう、心残りはない、」
る「でもあるとしたらころちゃんに会いたかったなぁ、」
る「でももう無理か」
る「こんなろくでなしと会う方がおかしいしね」
トコトコトコ
る「ここって、小さい頃ころちゃんと通った道だ、」
る「懐かしい、考えてたらこんなところに来ちゃった、」
る「でも学校が見えるから近道なのかも、」
トコトコトコトコトコトコトコトコトコ
る「すごい、もう着いちゃった、」
る「もう遅刻しても安心かも、」
る「というかもう遅刻なんてしないか、」
る「死んじゃうんだし」
トコトコトコ
る「屋上…開いてるかな、」
ガチャ
る「良かった開いてた、」
冷たい風が僕に吹いてくる
る「寒、こんな中で、死ぬのか、」
る「まぁ気にしないでおこ、」
そしてまた、フェンスへ1歩1歩近ずいて行く
カシャン
る「もう、いいよね、」
ありがとうころちゃん産んでくれたお母さん大好きだったよ
?「待って!!」
る「????」
?「何してるの?」
る「何って、見ればわかるじゃないですか、」
る「死のうとしてるんです」
?「……その声、もしかしてるぅとくんじゃないの?」
る「!!!!!」
る「もしかして、ころちゃん、なのですか?」
こ「そうだよ、久しぶり、」
る「なんで、こんなところに、」
こ「久しぶりに来ようかなって」
こ「そしたら人影が見えたから何するんだろうって、」
こ「で、何しようとしたの?るぅとくん」
る「………」
こ「怒らないから、言ってみて?」
こ「悩んでたんでしょ?」
る「……ありがとう…ございます……」
る「実は………」
るぅとくんは、喋ってくれた
泣きながら静かに、
家で虐待されてたこと、学校には居場所がなく虐められてることも全部、
こ「ごめんね、るぅとくん、」
こ「こんなに苦しんでたのに何も聞けずに、」
る「いいんです、僕はころちゃんと会えただけで嬉しかったんですから」
こ「あとね、虐められてた理由はもしかしたら僕なのかもしれない、」
る「???」
る「なんでですか??」
こ「僕もるぅとくんと同じように虐められてたからだよ」
る「え、ころちゃんもなんですか?」
こ「うん、それで不登校になっちゃったんだ、」
る「そう、なんですか、」
る「ごめんなさい1番近くにいた僕でも気付けなかったなんて、」
る「本当にごめんなさい、」
こ「謝らないで、悪いのは僕なんだ、」
こ「でも、るぅとくんが死なないでくれてよかった、本当に、」
こ「良かった、」
る「………」
あぁ、こんな僕でも、必要としてくれる人は居るんだ、
この人と一緒にいたい、ずっと、死ぬまで
こ「良かったぁ、グス…」
る「ころちゃん、泣いて、いるんですか?」
る「こんな、出来損ないの僕のために、」
こ「出来損ないなんかじゃないよ、」
こ「なんなら、僕より、るぅとくんの方が、」
る「!!!」
る「そんなことないです!」
こ「…るぅとくん?」
る「ころちゃんは僕の生きる支えになってくれたんです!」
る「いつも優しい笑顔でなんでも聞いてくれて、楽しかった、」
る「だからそんなこと、言わないで下さい、」
る「僕はころちゃんのこと出来損ないなんて思ったことなんてないです」
こ「るぅ…とくん……」
る「ころちゃん…約束…覚えていますか」
こ「そんなの、覚えてるに決まってる、」
る「ずっと一緒にいるんでしたよね、」
こ「うん、」
る「また、僕を、」
こ「うん」
こ「約束したからね!」
こ「僕はるぅとくんと一緒にいないと死んじゃう病気にかかってるからね!」
る「ふふ、、なんですかそれ 笑」
る「でも、」
る「ありがとうございます」
る「好きですよころちゃん」
こ「…僕も!!」