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春千夜視点



リリリリリリリリ……



目覚まし時計の鳴り響く部屋で、俺は目を覚ました。

机に置いてあるスマホを手に取り、目覚まし時計を止める。

すると、時間が表示された。



7時30分。



春千夜 「やべ、そろそろ仕事だ」



布団をめくり、ベッドから降りた。



カーテンを開けると、窓が曇っている。


気温は3℃。


春千夜 「……ッ、寒すぎだろ……」


春千夜 (スーツ、冬用あったっけ…)



春千夜 「あ、新しいのあった…、よかった」



春千夜は冬用の少し丈の長いスーツを手に取り、着替えた。



春千夜 「よしっ、行くか…」




ガチャ…‥



バタン



春千夜 (うぇえ、寒ッ、)



廊下は薄暗く、とても寒かった。



この前、どっかの雑魚犯罪組織が梵天に攻め込んできた時に、ガラス窓が何枚か割れて、

空気がどんどん入ってくる。



春千夜 (部下に直すよう頼むか……)




春千夜 (ついた、)

春千夜 「ヘックシッ、寒……」



ガチャ


春千夜 「おはよ、」


シーン


春千夜 (あ、あれ、無視……された…?)


春千夜 「ぇっ、ぁ…、」


蘭 「りんど〜、寒い〜、」


竜胆 「ね、マフラー貸してあげよっか?」


蘭 「いいのッ?!ありがとぉ〜!」


蘭 「首領〜、ココア欲しい?」


マイキー 「コーヒーがいい…」


蘭 「わかったぁ〜、竜胆入れてあげて!」


竜胆 「はぁ?!……はいはい、」



春千夜 「あ、」


春千夜 「マ、マイキー…、えっと…俺の…資料なんですけど……昨日出来たんで…出しますか、?」


マイキー 「…………はぁ、そんなことも自分で考えれねぇのか?」


春千夜 「ッ、えと…すみません、ちょっと…」



ガチャ



春千夜はいつもと違う雰囲気に耐えられなかった。

みんな俺のこと無視したり、俺に冷たくしたり……なんでだ…?

俺何かしたっけ、



春千夜 「一旦…部屋戻ろ……」




仕事場



蘭 「あぁ〜!!!三途可愛いなぁ〜♡」


竜胆 「ここは行ってくる前のさ、三途のくしゃみ聞いた?!可愛すぎるんだけど?!」


蘭 「だぁいじょうぶ!!録音してある!」


竜胆 「兄ちゃん天才ッ!!」


マイキー 「お前らのせいで俺の好感度下がったかもしれねぇ、最悪…」


マイキー「でも…涙目で可愛かった、」


竜胆 「えぇっ、!!俺みてない!!」


蘭 「マイキーじゃないと見れない角度じゃんか!!さいてぇ〜!」


マイキー 「………ニヤ」


灰谷 「ぁぁぁぁああ!!!」


ココ 「でも春千夜可哀想じゃね、俺らのこと嫌いになったらあいつ梵天やめるかもしれねぇぞ」


鶴蝶 「そうだぞ、」


蘭 「えぇ〜、じゃあもうちょっとだけ♡」


竜胆 「早く泣いてくれないとぉ、写真早く撮りたいッ!!」



マイキー 「お前ら…給料減らすからな……」









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