テラーノベル
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―目side―
あれから亮平を探し回った。
家、実家、行きつけのお店…、そして病院、
だけどどこにも居なかった。
連絡もつかない。既読すら、
亮平は、俺の前から、完全に姿を消した。
半年後…、
まだ亮平は見つからない、
仕事の合間を見つけて、暇な時は亮平探しに没頭した。
毎日亮平と撮った写真を見ては泣いて、メンバーに慰めてもらった。
メンバー皆、探してくれてる。でも、情報すら無い。
目「もう諦めた方が良いのかな…泣、」
向「そんな事ないで!」
ラ「めめ…、」
精神的にも、肉体的にも、しんどかった。
…
ある日、亮平が通っていた病院から連絡があった。
医者『もしもし、目黒さんですか、』
目『はい、』
医者『阿部さんの事で、お話したい事があります。』
目『…亮平?』
医者『1度病院に来て頂けないでしょうか、』
目『…すぐ行きます、』
亮平、何を隠してるの?病院から電話って事は病気関係だよね、
…怖い、でも行かなきゃ、
…
目「すみません、お電話頂いた目黒です、」
医者「お待ちしてました、目黒さん、」
目「亮平は…、」
医者「こちらへ、」
案内されたのは、病室ではなく、ただの部屋だった。椅子と机があるだけ、
てっきり亮平が居るのだと思っていた。
目「亮平は…?」
医者「…ここには居ません。」
目「…は?」
医者「阿部さんに、言わないで、と、ずっと止められていました。だから今まで黙っていました。すみません、」
目「…何の、事ですか、」
医者「阿部さんの気持ちを踏み躙る事になってしまいますが、言いますね。」
目「…はい、」
医者「…阿部さんは、転院しました。病気の悪化で、」
目「…え?」
医者「大きな病院へ、転院、しました。」
目「…どこですか、」
医者「…はい、…」
…
来た。 亮平が転院したという、病院へ、
目「…でかくね、」
そこは亮平が元々通っていた病院とは比にならないくらい、大きな病院だった。
病室を探すのも大変だった。
ドアに手をかけて、開けようとしたけど、その瞬間怖くなった。
この先には亮平が居る。でも、どんな状態なんだろう。悪化したって、どのくらい?喋れない?意識がない? …もしそうだったら、俺はどうするの?
怖い。
意を決してドアを開けた。
…
―阿side―
ドアが開いた。
看護師さんとかならノックがあるはずなのに、急に。
そこに居たのは、蓮だった。
阿「…蓮、?」
目「…亮平、!」
蓮は泣いて、俺に抱きついてきた。
阿「え、何で…、?」
目「亮平、亮平…亮平、泣、 」
阿「ちょ、え…、?」
目「亮平…、!泣、」
ずっと名前ばかり呼んで、俺の事抱きしめて、やっぱり、蓮は暖かい。
蓮の背中に腕を回し返したら、蓮は今以上に泣いて、暫く離してくれなかった。
…
どのくらい経っただろう。蓮が落ち着いて、俺を離した。
阿「蓮…、?」
目「…悪化って、何?」
阿「何で…、!?」
目「聞いた。前の病院の先生から、」
阿「まじかよ…、」
目「何で急に居なくなったの?これが原因?病気が悪化したから?」
阿「…、」
目「悪化したなら、一緒に頑張れば良いじゃん、!病院移動になっても、俺は一緒に居たいし!泣、」
阿「ッ…」
目「何で居なくなったの?俺の事、もう嫌い?泣、」
嫌いじゃない、好きだよ、ずっと。そう言いたかった。でも、俺は居られない、蓮の隣には、
阿「…、」
目「何とか言ってよ、!泣、」
ごめん…ごめん、
目「俺、亮平が居なくなって、泣いたよ、滅茶苦茶。その日の仕事すっぽかして、メンバー皆心配して俺達の家に来て、その日全員仕事休んだ。」
阿「え…?」
目「俺、1ヶ月は休んだよ、仕事。毎日泣いてた。亮平が居ないから、どこにも。めっちゃ探した。でも居なかった。」
阿「…、」
目「俺、ずっと…!泣、」
阿「蓮…、」
目「…どんな理由があっても、俺は亮平と居たいよ。勝手に居なくなるとか、無しだよ…、泣、 」
阿「…ッ、」
蓮を傷付けない為の俺の判断が、蓮をこれだけ苦しめて、悲しませてた、
でもね、俺はもう一緒に居られないんだよ、
阿「蓮、」
目「…何、?」
阿「ごめんね、」
目「…うん、」
阿「俺ね、蓮を傷付けたくなかったの、」
目「…うん、泣、」
阿「もうね、一緒には居られないんだよ、」
目「嫌だ、何でそんな事言うの…、泣、」
阿「俺ね、死ぬんだよ、」
目「…え、?」
ごめんね、蓮。病気が悪化して、俺、
阿「俺ね、後半年しか生きれないんだ…、」
コメント
3件

やっと見つかったでもその答えは酷なものだったのですね。 でも ちゃんと🖤に話してあげて 何も知らないままは可哀想だよ😢
更新遅くなってすみません、! 最近スランプ気味なので次の話も多分遅くなると思います、 気長に待って下さると幸いです、
第4話、読み終えました……。 亮平くんが「死ぬんだよ」って、あんな静かに言うところ、胸がぎゅっとなりました。ずっと一人で抱えてたんですね。目黒さんが「一緒に居たい」って泣きながら伝える姿も切なくて。お互いを想うほどすれ違う感じ、すごく響きました。 次がすごく気になります。