まず!表紙の絵書いたので貼ります✨️
どうでしょう…?
続いて想像しづらい主要キャラのイラスト!
だいたいこんな感じです:D
それでは本編どうぞ!!
皇太后の宮での生活は、静かで穏やかなものだった。俺は、沐宇様から贈られたカツラを被り、皇太后としての振る舞いを学んだ。慣れない生活に戸惑いながらも、俺は毎日を必死に生きていた。
そんな俺の元に、沐宇様は忙しい政務の合間を縫って、毎日会いに来てくれた。
「…沐宇様、お疲れではないのですか?」
「大丈夫です。貴方の顔を見るだけで、疲れも吹き飛びます」
そう言って、帝は優しく微笑む。俺の頬にそっと触れる彼の手に、俺の心臓は高鳴った。
ある日の夜、帝は俺の宮に泊まっていった。皇太后の宮には、帝が宿泊するための部屋が用意されている。俺は自分の部屋で寝るつもりだったが、帝は俺の部屋にやってきた。
「…沐宇様?」
「少し、お話でも」
そう言って、帝は俺の隣に座る。俺は緊張で体が硬直する。
「…先日は、申し訳ありませんでした」
彼はそう言って、深々と頭を下げた。
「…え?」
「貴方を驚かせてしまった。…本来、夜伽の作法は、夫婦の愛情を示すもの。貴方を傷つけてしまったのでは、と…」
そう言って、顔を赤らめる。人見知りで臆病だと語っていた帝の、不器用な優しさが再び俺の心に響く。
「…いえ、大丈夫です。…私も、作法を学べてよかったですから」
俺はそう言って、帝に微笑みかける。
「…ありがとうございます」
そして、俺の髪を優しく撫でた。
「…貴方の髪は、本当に美しいですね」
彼はそう言って、カツラの下の俺の髪をそっと撫でる。俺は驚き、顔を赤らめる。
「…沐宇様…」
「…やはり、貴方と、…したいです」
彼の言葉に、俺は息をのんだ。男であることを知っているはずなのに、彼はそう言った。
「…っ//ですがっ…、」
「貴方のことを、もっと知りたいのです」
彼の言葉は、俺の心を大きく揺さぶった。初めての経験、そして男同士。戸惑いと不安で、俺の体は震え始める。
「…っ」
帝は俺の震えに気づき、優しく抱きしめる。
「怖がらなくて大丈夫。貴方が嫌なら、無理はしません。…ただ、貴方をもっと知りたい。それだけなのです」
その言葉に、俺の恐怖は少しずつ溶けていく。俺は帝の胸に顔を埋め、小さく頷いた。
「…/」
そして俺の顔をゆっくりと持ち上げ、そっと口付けを。優しく、そして深く。今度は俺の髪を再び優しく撫でる。
「…もう少し、このままでいさせてください」
彼の言葉に、俺はただ頷くことしかできなかった。彼の温かい腕の中で、俺は静かに目を閉じた。
NEXT1000
コメント
4件
神過ぎます! 絵も最高です! これからも頑張ってください!
わぁ⋯☆癒される⋯ 空気にしてください