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comi
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谷崎爽奈
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第十五話「格の違い」
別戦場。
神城怜とバッドは第三幹部・ノアと対峙していた。
ノアは静かに剣を抜く。
「君たちが相手か。」
神城怜は剣を構える。
「行きます!」
バッドも笑う。
「新人。」
「俺が前に出る。」
「援護しろ。」
「はい!」
次の瞬間。
ガキィン!!
バッドの剣がノアへ迫る。
しかし。
ノアは片手で受け止めた。
「軽い。」
「なっ!?」
バッドは距離を取る。
神城怜も能力を発動する。
空白。
姿が消える。
ノアの背後へ回る。
「今だ!」
しかし。
ノアは振り向きもせず剣を振る。
ガキィン!!
神城怜の剣が弾かれる。
「見えてる!?」
ノアは静かに笑った。
「意識を消す能力か。」
「面白い。」
「だが。」
「気配までは消えない。」
神城怜は驚く。
(読まれてる……。)
ノアは一歩踏み出す。
その一撃。
ドン!!
神城怜は吹き飛ばされた。
「ぐっ!」
地面を転がる。
バッドが前へ出る。
「神城!」
「下がれ!」
怒涛の連撃。
しかし。
ノアは最小限の動きだけで全て防ぐ。
「遅い。」
蹴り。
バッドも吹き飛ばされる。
「ぐはっ!」
二人は肩で息をする。
神城怜は拳を握った。
「こんなに……。」
「強いのか。」
ノアは剣を肩へ乗せる。
「私はアーク第三幹部。」
「弱ければ務まらない。」
神城怜は立ち上がる。
膝は震えていた。
バッドも笑う。
「新人。」
「これが幹部だ。」
「覚悟決めろ。」
神城怜は頷く。
「……はい。」
「でも。」
「負けません。」
二人は再び剣を構える。
ノアも静かに構え直す。
「その目。」
「嫌いじゃない。」
再び。
三人が激突した。
⸻
第十五話 完
コメント
1件
読み終わりました。第十五話、格の違いがしっかり描かれていて痺れました。ノアの「気配までは消えない」という台詞が、能力の限界を巧く示していて良いですね。バッドと神城怜の連携が崩される緊迫感も伝わってきました。膝が震えながらも「負けません」と立ち上がる神城怜の姿に、心が熱くなりました。次が気になります!