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4話です!

前回ヒントだしたのでまぁヒントにそって書きます!

タイトル「一緒に育てよう」

スンリの背中がドアへと向かって歩き出した瞬間、ジヨンの心の奥にあった何かがぷつんと切れた。

違う。

待ってほしい。

彼が去ってしまえば、何かが本当に終わってしまう気がして。

🐲「――待って!」

ジヨンの声が空気を裂いた。TOPも驚いたように振り向く。だがジヨンの目はスンリしか見ていなかった。

スンリは立ち止まり、ゆっくりと振り返る。その表情には、もう涙を流す余地もないほどの虚無が滲んでいた。

ジヨンは震える足で一歩、そしてまた一歩と近づく。頬には涙が伝っていた。

🐲「……俺、ずっと怖かった。TOPとは終わったって思ってた。でも、あの日……弱くなった俺に、アイツが触れてきたとき……」

ジヨンの声が震える。

🐲「お前の顔が、何度も浮かんだ。スンリ、お前じゃなきゃ嫌だった。だけど、俺……どうしても、向き合うのが怖かったんだ」

スンリは黙ってジヨンを見つめている。その沈黙が、ジヨンの言葉を絞り出させた。

🐲「……この子、TOPの子だって分かった。でも、それでも……お前が良いなら……スンリ、俺と一緒に育てよう、この子を!」

ジヨンは叫ぶように、まっすぐにスンリに近づいた。その姿は涙に濡れ、でもどこまでも真剣だった。

🐲「俺、お前といた時間が……一番幸せだった。だから……これからも、隣にいてほしい」

静まり返った空間の中、スンリの目にゆっくりと光が戻っていく。長い沈黙の末、彼は一歩、ジヨンに近づいた。

🐼「……本当にそれでいいの?」

🐲「いい。お前がいてくれるなら、どんな未来だって受け止める」

ジヨンの言葉に、スンリはそっと笑った。泣きそうな、でもあたたかい笑みだった。

🐼「じゃあ……一緒に育てよう、その子と……ジヨンヒョンと俺で」

ふたりが抱き合った瞬間、TOPの手がわずかに動いた。でも何も言わなかった。ただ一人、遠くからその光景を見守っていた。

選ばれなかったのは自分。

でも――ジヨンの幸せそうな顔を見て、彼はそっと目を伏せた。

外では初夏の風が揺れていた。三人の物語は、新しい形へと動き出していた。

TOPが不純過ぎて書いてたら辛くなった😭

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