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「何言ってるの!?」
突然の申し出に驚く。
「いいじゃないですか。減るもんでもないですし」
いやいやなんて男前のセリフ…
「だめだよ、誰か帰って来たらどうするの?」
「その時はパッとしまえばいいじゃないですか。ね、ちょっとだけですから」
昔から言い出したら聞かない。でも…
「何言ってるの?なつきちゃんだって同じこと言われたら嫌でしょ?もう…」
「あたしは別にいいですけど?」
え?
間抜けな顔をしたらしい。
「ぷっ、何ですかその顔?」
笑われた。
「されたら嫌なことはしちゃいけません、てやつですよね?あたしは平気ですよ」
そうなのか?
呆気にとられて止まっていると
ほらっと言ってキャミソールをぺろんとめくる。
白い胸が目の前に現れる。
「ちょ、ちょっとなつきちゃん!?」
「あはは、驚いてます?」
この子は何を考えているんだ!!
なつきちゃんは胸を出したまま近寄って僕のズボンに手を掛ける。
「ダメダメ何してるの!」
「え~たか兄は見たのにですか?」ニヤニヤしたまま手を止めない。
「見せてくれないとお姉ちゃんに、たか兄に胸を見られたって言っちゃいますよ?」と脅してきた。
ん~もう!
「じゃあちょっとだけだからね?」
仕方ない、ちょっとだけ見せて終わりにしよう…
「…もう。本当にちょっとだけだよ?」
観念してズボンとパンツを下ろす。
なんだこの状況は。
「うわ、大きくなりましたね、たか兄」
僕の股間に話し掛けている。おいおい。
「はい、もういい?」
「まだです!せっかくなのに」
えぇ~
なつきちゃんはつんつんしたり、握ったり勝手に触っている
「ちょっとなつきちゃん、それくらいにしておいてよ」
するとニヤニヤしながら顔を近づけていく
「ちょっと何するの!?」
「うん、ちょっと匂いも確認しておこうかと」
「汚いから止めなよ」
なつきちゃんは気にしない様子で鼻を近付け…
パクっとくわえた。
「ちょっとなつきちゃん!?」
「はに?(なに?)」
「何してるのやめなよ!」
さっきまでアイスを食べていたなつきちゃんの口の中はひんやりとしていた。
「んん~」
なつきちゃんはアイスを食べるように舐めて吸う。
ぞくぞくとする。
やめさせたいのに、やめさせなきゃいけないのか?という、気持ちになる。
その間もなつきちゃんの攻撃、口撃?は続いていた。
「ちょっとなつきちゃん!ちょっと、あまりしてると!」
「ひっひゃう?(いっちゃう?)」
う?かえって火をつけてしまったようで、あからさまに激しく頭を上下し始めた。
「ちょ、ちょっと!」
ヤバいヤバい!このままじゃ…
その時、玄関がガチャと開き
「ただいま~」という声が聞こえた。